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関西よりも関東の方が“意識高い”!? レジ袋有料化で見える違い

著者:Hint-Pot編集部

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レジ袋の有料化が与えた影響とは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
レジ袋の有料化が与えた影響とは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

今年7月にスタートしたレジ袋有料化 国民の意識は変わった?

 今年7月から全国でレジ袋有料化が始まり、3か月以上が経ちました。実際に、消費者の環境意識や購買意識に変化は出てきたのでしょうか。調査では、関西よりも関東の人の方が、レジ袋有料化が環境問題に有効だと考えていることが判明。年代によっても違いが見えます。また、関東の人の方が環境を意識した具体的な行動を取っていることも分かりました。

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 マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマークは、2020年9月11~15日に東西の20~50代の男女に「レジ袋有料化に関する意識調査 東西比較」(有効回答数800サンプル)を実施し、その結果を発表しました。

 まずは、レジ袋有料化に関する消費者意識。「レジ袋有料化が『地球温暖化や海洋プラスチック問題などの環境問題』の解決の第一歩になると思いますか」という設問では、関東と関西で違いが出ました。

 アンケートは6択で行われ、関東では「とてもそう思う」「ややそう思う」のポジティブ系回答が41.3%、「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」のネガティブ系回答が39.8%という結果に。「どちらとも言えない」と答えた人は17.8%、「この制度について知らない」という人は1.3%でした。

 一方で、関西はポジティブ系が33.3%、ネガティブ系が43.5%、「どちらとも言えない」は19.3%。関東とはポジティブ系とネガティブ系が逆転しています。ただ、関東でも、40代女性は46%が「あまりそう思わない」、8%が「まったくそう思わない」と回答。計54%が、環境問題の解決にはつながらないと考えていることが分かりました。

 また、関西は男性のネガティブ系回答が多いという結果に(括弧内はポジティブ系回答の割合)。20代は38%(28%)、30代は42%(30%)、40代は56%(26%)、50代は50%(24%)となっており、20代男性は「この制度について知らない」が14%と、すべての年代で最も多い割合でした。そもそも、レジ袋を使う機会が少ないという可能性もありそうです。

レジ袋以外のプラスチック包装容器・製品が不要・過剰なのは…

 では、レジ袋有料化で実際に消費者の意識は変わったのでしょうか。次の設問は「レジ袋有料化が施行されてから、環境に対する意識や関心は変化しましたか」です。こちらも「とても高まった」「やや高まった」が関東は計35.7%、関西は計33.4%、「まったく高まってない」「あまり高まってない」が関東は計27.8%で、関西は計36.2%と割合は逆という結果が出ました。

 詳細を見ると、意識が変化したと回答した人が多かったのは、計42.9%の関東20代女性、計44.0%の関東20代男性、計46.8%の関西20代女性。特に若い女性は多くの人の意識に変化があったようです。また、最初の設問でポジティブ系の回答をした人は「とても高まった」「やや高まった」が計66.1%、ネガティブ系の回答をした人は計12.6%となっており、レジ袋有料化をポジティブにとらえている人ほど、環境に対する意識も向上していることが分かります。

 なお、レジ袋以外のプラスチック包装容器・製品が不要・過剰か必要かを尋ねる設問では、全体ではすべての答えが「必要」の方が多いという結果に。ただ、「野菜や果物を包むネット」「家電製品などの緩衝材」「お菓子の個包装」が「必要」と答えた人は比較的少なく、特に2つ目の設問で環境への意識が向上したと答えた人の中では、この3つについては過半数を超える「不要・過剰」票が集まりました。

 意識の変化が見え始めたとはいえ、レジ袋有料化がスタートしてからまだ3か月。今後、さらに変わっていくのでしょうか。

(Hint-Pot編集部)