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年賀状に“子どもの写真”問題 今年はどうなる? 賛成派は「目くじらを立てる理由が分からない」

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

反対派の意見は「意味が分からない」「だから何?」

 次に、子どもの顔写真入りの年賀はがきを否定する反対派に意見を聞いてみました。

 
・会ったこともない子どもの顔写真を、他人に送り付ける意味が分からない
・友人本人も写っているならまだしも、子どもだけの写真を送られても……
・「で? だから何?」って感じ
・「どうせ自慢したいだけでしょ?」と思い、疎遠にするバロメーターにしている
・住所が変わっていないか確認したらすぐに捨てている
・SNSで子どもの顔写真が写ったら……とか、個人情報が……とか、普段はとても過敏になっているのに、年賀はがきに住所も電話番号も子どもの名前も載せて送ってくるのが意味不明

 
 こちらも厳しい意見が並んでいます。また、中には思わぬ方法で相手に自分の気持ちを伝え、縁切りに至ったケースも。

「巳年に、ペットのヘビの写真で埋め尽くした年賀はがきを送ったら、毎年コラージュした子どもの写真入りの年賀状を送り付けてくる友人から『気持ち悪い!』ってメールが来ました。『あなたと同じことをしただけだよ?』と返したら『子どもと爬虫類を一緒にしないで!』と怒り始めたので、それ以来まったく連絡を取っていません」

 子どもの写真入り年賀状の賛否は毎年論じられますが、それぞれに言い分があり、正解はありません。けれども相手に対して、必要以上に配慮を求めるのはマナー違反。

 賛成派は送付前に相手の考えを聞いてみたり、逆に反対派で絶対に目にしたくないという人は“年賀状じまい”を検討したりするなど、お互いを尊重し合い、また改めるなど、これからの関係性を考える機会にしてみてはいかがでしょうか。

(和栗 恵)