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“不要不急”のママ友関係を断捨離した30代女性 新型コロナ禍の外出自粛に「非常識」と非難されて

著者:和栗 恵

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学校は休校 ママ友による料理教室は継続?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
学校は休校 ママ友による料理教室は継続?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 一斉休校をはじめ、今月16日に全国に発令された緊急事態宣言。不要不急ではない外出を避け、全国的に新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことが必要となっています。「不要不急」とは、文字通り「重要ではなく、急ぎではない」事柄のこと。新型コロナ禍で、まさに「不要不急」と悟ったママ友関係を整理したという30代女性に話を聞きました。時にママ友たちの存在は夫よりも頼りがいがあり、お世話になることも多々あります。しかし、このような事態で率先して対応したことが、他のママたちから思わぬ非難を浴びることになったといいます。

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お受験で子どもが有名私立小合格 待っていたのはお金がかかるママ友関係

 関東のとある有名私立小学校に子どもを通わせている神田晄子さん(仮名・35歳)は、新型コロナウイルスの影響で一斉休校になったのをきっかけに、ママ友を「切った」1人です。

 小学2年の長男の友達のママと、昨年夏頃から仲良くなったという晄子さん。そのママは自宅で料理教室を開いており、クラスの多くのママたちが通っていたことや評判が良かったことから、1か月に1度の開催で会費は1万円と少々高いレッスン代ではありましたが、通うことにしたそうです。

「実際通ってみると、噂通りとてもおいしいし、分かりやすいし、レッスンの度にたくさんの手作りのお菓子やお料理を持たせてくださるので、これなら1万円も納得かも? と、思っていました」

 料理教室が終わった後に行われるお茶会では、学校や進路、先生たちの評判について……と、さまざまな意見交換がなされ、情報収集の場としては最高だったといいます。

「趣味レベルの教室というよりは、いわゆるサロンのような感じでしたね。主催しているママのお宅はとても広く、キッチンはまるでプロ用のスタジオのようでした」

 何とキッチンには大型のオーブンが3つ、コンロも3つ口のものが3つも並び、一度に10~12人くらいが教室に参加できるほど。キッチンの南側には大きな窓があり、そこからは季節の花々が咲き誇る、手入れの行き届いた英国風ガーデンを眺めることができました。

「通っている他のママさんたちは、ブランドのワンピースやブラウスを着ていらっしゃる方が多くて。本物のお金持ちは違うなぁ~などと思いながらも、彼女たちと付き合うことができた自分自身に、少しだけ酔ってしまっていたんです」

 しかし、そうした関係に影を落としたのが新型コロナウイルス感染拡大だったと晄子さん。

「2月末のことでした。学校から休校の連絡が届き、子どもたちの健康を守るため不要不急の外出は自粛するよう指示がありました。そこですぐに、料理教室をしばらくお休みさせていただく旨を主催者のママに連絡させていただいたんです。ところが、彼女が突然、怒り始めてしまって……」