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メーガン妃のプライバシー裁判が延期決定 実父トーマスさんは早期解決を望む
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実父に宛てた手紙の掲載がプライバシー侵害に当たるなどとして、英大衆紙「メール・オン・サンデー」(デイリー・メール日曜版)などの運営企業「アソシエーティド・ニューズペーパーズ(ANL)」を訴えているメーガン妃。妃側は現地時間29日、2021年1月に予定されていた裁判に対する延期申請が認められた。複数の英紙が報じている。
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裁判は来秋まで延期 裁判なしの略式判決を求める申請も
メーガン妃のプライバシー裁判は、妃が実父トーマス・マークルさんに宛てた手紙の一部を「メール・オン・サンデー」が公開した件に対するもの。今年は2021年1月予定の裁判に先立つ審問が続いていたが、米誌に匿名で登場した友人5人の実名公開やANL側の答弁書修正などをめぐり、いくつかの“攻防戦”が大きく報じられた。
その最新の動きは現地時間28日、2021年1月に予定されていた裁判について妃側が提出した延期申請だ。翌29日にはロンドンの高等法院で非公開の審問が行われ、裁判官は来秋までの延期を認めた。複数の英紙によると、裁判官は延期の“主な理由”を機密として、「すべての状況において正しい決定は申請を許可することである」と述べた。
ANL側はこれに異を唱えなかった一方、証人陳述書で実父トーマスさんの声明を明らかにした。トーマスさんは「この事件は私に不安を引き起こしている」などとして、裁判で証拠を示すためにロンドンへ向かう意思があったという。さらに、健康状態の悪化を理由に早期の解決を求めているとした。
また、ANL側は9月末、ヘンリー王子と妃の非公式伝記「Finding Freedom(自由を求めて)」に「夫妻が協力した」と主張するための答弁書修正を認められたが、この決定に対する妃側の上訴申請は拒否された。ただし、裁判なしの略式判決を求める申請については、2021年1月に審問が予定されている。
(Hint-Pot編集部)