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ヘンリー王子 “王室引退前”最後の公務で席順に激怒と専門家 「明らかに隅へ追いやられた」
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ヘンリー王子とメーガン妃にとって“王室引退前”最後の公務となった「コモンウェルス・デー」の式典。ロイヤルファミリーが勢揃いしたこの式典は、今年3月9日にウェストミンスター寺院で厳かに執り行われたが、ヘンリー王子は怒り心頭で、穏やかならぬ心持ちだったという。英紙が伝えている。
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2列目の右端という“序列”に憤ったという
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、ヘンリー王子が怒り心頭に発したのは式典での席順が原因だったという。王室作家のロバート・レーシー氏が最新著作「Battle of Brothers(兄弟の戦い)」の中で、ヘンリー王子がメーガン妃と2列目の右端に座らされたことについて、「明らかに隅へ追いやられた」ために「激怒した」と記している。
確かに、この式典でのヘンリー王子は硬い表情。当時の英メディアは「非常に感傷的になっていた」と伝えていたが、実際のところは“隅っこ”への席順が気に食わず不機嫌になっていたようだ。
しかし、王子と妃はこの式典の2か月前、エリザベス女王をはじめとする王室主要メンバーには何の相談もなく、突如として“王室引退”宣言して世界中を驚かせた。
“引退宣言”の直後にはエリザベス女王、チャールズ皇太子、ウイリアム王子、ヘンリー王子による四者会談が開かれ、3月いっぱいで正式に王室の主要メンバーから離脱することが決まっていたのだから、この式典で家族の中心からやや離れた席順とされても仕方がないともいえる。
それでも、ヘンリー王子の中では“王室引退”とこの席順は結び付かないものだったのだろう。激怒したことが本当なら、「妻と自分が隅に追いやられた原因を作った」という意識は、どうやらなかったようである。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)