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海自が突如始めたユーモア満載のYouTube企画 イケオジ広報室長は「炎上覚悟」だった?

著者:Hint-Pot編集部・佐藤 佑輔

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自らもYouTuberとして出演している、海上幕僚監部広報室長の鬼頭祐介1等海佐【写真:佐藤佑輔】
自らもYouTuberとして出演している、海上幕僚監部広報室長の鬼頭祐介1等海佐【写真:佐藤佑輔】

 防衛省海上自衛隊公式YouTubeチャンネルで始まった「艦Tube(かんつべ) 日本初!~制服系公務員YouTuber~」が話題になっている。これまでの自衛隊のお堅いイメージを覆すキャッチーな作りで、チャンネル登録者数はすでに16万人以上。どこか見覚えのあるロゴも気になるが、どういう意図で制作され、何を伝えようとしているか? 制作に携わった海上幕僚監部広報室長の鬼頭祐介1等海佐に話を伺った。

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広報室長自ら熱演も ネット上ではガチの内容が大評判

「艦Tube(かんつべ)」は今年10月から海上自衛隊が公式YouTubeチャンネルで始めた映像企画。「P-3Cで離陸してみた!」「任務飛行をやってみた!」など、本物の隊員が説明を交えながら実際に任務をこなす作りだ。いいところで「これ以上は国家機密のためお見せできません。どうしても続きが見たい方、ひとつだけ方法があります」と、入隊を勧めるテロップが入るなど、これまでの自衛隊のイメージからはかけ離れた親しみやすい内容になっている。

 ネット上でも「続きを見るための方法がガチ」「やってみたのレベルが高すぎて誰もマネできない」「これを若い時に見てたら入隊してた」と大きな話題を呼んでいる。

 第1回の「海上自衛隊 広報作戦会議」では、強面に似合わずコミカルな演技を披露した鬼頭室長も、元は哨戒機のパイロット。当然、演技や動画撮影の経験は皆無で、本人は「棒読みで大根でしょう」と苦笑する。とはいえ、コロナの影響で全員マスク姿での出演となっても、鬼頭室長は“ロマンスグレー”の言葉がよく似合う「制服系イケオジ」ぶりを発揮。また、周囲の熱演ぶりもあって、なかなかに味のある映像に仕上がっている。

「コロナ禍で例年の広報活動ができず、代わりに何かできないかと考えたのがYouTuberでした。海自公式YouTubeチャンネルは2010年からあり、これまでにも護衛艦や哨戒機の映像を紹介していましたが、何せ作りが真面目でした。自衛隊に興味がない人にも間口を広げるには、現場で働く隊員の生の声で魅力を伝えるのが一番。若い人にもっと興味を持ってもらえるように、YouTuberという形で始めました」

 毎年各地の基地で一般公開や護衛艦の体験航海といったイベントを行っているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためすべて中止に。自衛官の採用募集は年々定員割れを記録しており、若い人たちに海上自衛隊の魅力を知ってもらうために始めたのが、この企画だった。