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メーガン妃は「英国人に好かれていないと感じていた」と専門家 “王冠をかけた恋”の女性との共通点を指摘
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ウォリス・シンプソン夫人といえば、英国民に絶大な人気を誇ったエドワード8世が1936年に在位11か月で退位した原因を作ったとされる人物。2人のロマンスは“王冠をかけた恋”とも呼ばれたが、英国民から大不興を買った米国人女性だった。王室専門家はメーガン妃とシンプソン夫人の共通点を指摘。妃は夫人同様に「英国人に好かれていないと感じ、英国が好きではなかった」などと述べている。英紙が伝えている。
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ウォリス・シンプソン夫人は2度目の結婚中にエドワード8世と不倫関係に
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、シンプソン夫人とメーガン妃を比較したのは、王室専門雑誌「マジェスティ」の編集長を務めるイングリッド・シュワード氏。「2人とも米国人で、シンプソン夫人にも離婚歴がありました」と切り出し、英王室の人気王子を国外に連れ出した2人を分析した。
「シンプソン夫人は英国が嫌いでした。雨の多い天候を好まず、英国人は『私のユーモアを理解しない』と感じていたといいます。それはメーガン(妃)も同じでしょう。『英国人に理解されない』、もしくは『好かれていない』と感じていたに違いありません。メーガン自身も英国が好きだったとは思えません」
シンプソン夫人は2度目の結婚をしていた時に、当時は王太子だったエドワード8世と不倫関係に。8世が国王に即位した後に夫と離婚し、退位した翌年の1937年に結婚している。
シュワード氏はさらに「結局、メーガンの心はカリフォルニアにあるのです」と述べた。陽光眩しい米西海岸と、冬には日照時間が7時間前後となり“霧のロンドン”と称される英国の天候の差をはじめ、英国のさまざまなことがメーガン妃の癇に障っていたと指摘する。
フィリップ殿下も、シンプソン夫人のためにすべてを捨てたエドワード8世と、今回のヘンリー王子とメーガン妃の“王室引退”劇が「非常に似ている」と話しているという。のちのウィンザー公となるエドワード8世とも生前親しく付き合ったフィリップ殿下の言葉となれば、これは重い。
エドワード8世は結局英国には戻れず、1972年にパリで亡くなった。ヘンリー王子の運命は今後、いかなるものになるのだろうか。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)