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チェロを弾く男性の足元に異変が! 柴犬が潜り込んだ理由とは 「何度見ても萌えるし癒やされる」
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人間の2倍近くの音域を聞き取ることができるという、いぬ。それだけに、大きな音が苦手というわんちゃんも多いようです。雷の音に驚いて、チェロを演奏するご主人様の近くに隠れる愛らしい柴犬の姿が話題になっています。飼い主のももしば(@Momo_Aug9)さんに話を聞きました。
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旅先で大の苦手の雷が! 守ってあげたいかわいらしさ
スイス生まれの11歳の女の子「もも」ちゃん。子どもの頃から「もも」という名前の柴犬を飼うのが夢だった飼い主さんと、スイスの都市部で暮らしています。スイスではペットショップで生体販売をしていないため、柴犬専門ブリーダーを探し出し、念願叶ってお迎えしました。
ももちゃんは独立心があり、頑固な一面もある柴犬らしい性格。そして、雷が大の苦手です。雷が鳴ると、自宅にいる場合はお風呂場に隠れてしまうのだとか。しかし、この日は旅先のイタリアで雷鳴がとどろきました。すると、一番安全・安心な場所は、飼い主さんの夫が練習をするチェロの下だと思ったのか、珍しくその下に逃げ込んだそう。
小さい頃から聴き慣れたチェロの音色を間近にすれば、少しは恐怖心が抑えられるのでしょうか。耐え忍ぶ姿は守ってあげたくなる、何とも言えないかわいらしさです。
チェロの真下にいる様子から、高畑勲監督のアニメ『セロ弾きのゴーシュ』のタヌキを思い出した人もいるようです。また、「何度見ても萌えるし癒される…」「ももちゃんには悪いけど、この写真大好物」「コレ 最高傑作!!」など、たくさんのコメントが寄せられました。
動物愛護先進国 日本との違いは?
飼い主さんに、ももちゃんと暮らすスイスでの生活についても聞いてみたところ、日本の飼いいぬ事情とはさまざまな違いがあるようです。
例えば、日本の場合はペット同伴で公共交通機関を利用する場合、定められた適切なキャリーケースに入れ、手回り品の持ち込み扱いとなります。一方、スイスではリードを付けていれば、小型犬以上は人間の子ども料金で、超小型犬は無料で乗車可能。さらに、欧州連合(EU)内であれば、ワクチン接種などの情報が記載されている、いぬのパスポートを見せるだけで、検疫なしで出入国ができます。
スイス国内では交通機関だけでなく、食料店以外であればいぬ連れでも入れる施設が多いといいます。ほとんどのレストランやカフェ内にも連れて行くことができるのだとか。それというのも、スイスではいぬがしっかりとしつけられているのは当たり前と考えられているようです。
「マナーが良いいぬが多く、街中で吠えているのを見ることはほとんどありません。ももちゃんは人間は大好きなのですが、他のいぬが苦手でちょっと苦い経験も。少々馴れ馴れしいわんちゃんと触れ合ったところ、一声『ワン』と言ってしまい、他の飼い主さんにお説教されたことがあります」
いぬへの意識は、民間企業や飼い主間だけでなく、国の制度にも表れています。何とスイスには“犬税”があり、その税収で街のあちこちにフンを処理するためのポストとエチケット袋が設置されているという行き届きぶり。
動物愛護の先進国であるスイスで幸せに暮らすももちゃん。いつまでも幸せに、長生きしてくださいね。
(Hint-Pot編集部)