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祝・婚約発表10周年! キャサリン妃のファッション“ベストチョイス”は?
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ウイリアム王子とキャサリン妃は2010年11月16日に婚約を発表し、同27日に初めての会見を開いた。それから10年、3人の子どもにも恵まれた夫妻は英国民から絶大な支持を集める存在になっている。また、妃のファッションにも常に熱い視線が注がれていることから、英大衆紙「ザ・サン」は妃のスタイルを振り返った。
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「妊娠中&出産後も隙なし!」のケイト・スタイル
キャサリン妃は10年前の11月27日、「イッサ ロンドン」のラップドレスに身を包み、ウイリアム王子と腕を組んで婚約会見に臨んだ。この時、まだ無名だったデザイナーによる385ポンドのブルーのドレスは5分も経たずに完売し、一躍脚光を浴びた。
「サン」紙によると、妃が身に着けたほとんどすべてのアイテムは即完売するという。そこで同紙は、この10年間でファッションアイコンになった妃について、これまで大きく注目されたスタイルをセレクトした。
まず、目を引くのは、妊娠と出産の前後のスタイル。2013年の長男ジョージ王子出産時は、セント・メアリー病院前での“お披露目”に「ジェニー・パッカム」のワンピースで現れた。ママとしてデビューした新鮮な喜びが、ライトブルー&白のドットプリントというさわやかさとマッチしている。同誌が挙げるのも納得だろう。
また、妊娠中としては、2014年12月に開催されたセント・アンドルーズ大学600周年記念のディナーでのスタイルをセレクト。ウエスト部分にベルトでアクセントを効かせたロングドレスも「ジェニー・パッカム」だ。妊娠4か月のお腹の膨らみをソフトにアピールするデザインは、出産を待ちわびるファンを喜ばせたはず。
また、妃がどれだけ「ジェニー・パッカム」を愛しているかは、日々の公務からもよく分かる。2011年のカナダ訪問で裾が風に煽られてしまったサマードレスも、実は同ブランドだった。同紙によると、この後の妃はスカートの裾を重くしたという。
英王室の伝統と、次世代ロイヤルファミリーとしての若さ
公務での妃は、次世代ロイヤルファミリーとしての大胆さと王室の伝統を上手に使い分けている。次世代の若さを感じさせたスタイルといえば、2017年の英国アカデミー賞で見せた「アレキサンダー・マックイーン」のフラワープリントドレス。同紙によると、肩を出すアイテムは王室の規律違反だそう。けれど、当時の妃が見せた抜群の笑顔は、批判の声を見事に消し去るに十分だったのかも?
一方で伝統の面では、2016年に初の単独での海外公務でオランダを訪問した際のスタイルに注目している。お気に入りデザイナー「キャサリン・ウォーカー」のスカートスーツを着こなす様を、同紙は「究極のロイヤル」と表現。たしかに、スモーキーなライトパープルのスーツと、ゆるやかに美しくアップされたヘア、ヌードカラーのヒールは、一見地味なだけに“品性で着こなすコーデ”といえる。
今回はセレクトされていないが、伝統を感じさせる公務スタイルといえば、2019年3月の聖パトリックデーも忘れがたい。「アレキサンダー・マックイーン」のミリタリー風ドレスコートと帽子を同じ深いグリーンでまとめ、足元に黒の太ヒールを合わせたコーデは、軍服姿のウイリアム王子に負けずとも劣らない凛々しさだった。
同じ赤でもシーンによってイメージはがらりと変化
また、妃といえば他メディアも度々注目している赤いアイテムが見逃せない。2016年のカナダ訪問では、「プリーン・バイ・ソーントン・ブレガッジー」の赤いドレスをチョイス。同国の国旗を思わせる鮮やかで深い赤は、同国への敬意と妃が持つ華やかさを見事に演出していた。同紙によると、同じデザインの黒もワードローブにプラスしているという。
鮮やかな赤に対して可憐な赤といえば、2020年9月にロンドンの人気ベーカリーなどを訪問した際のワンピース。赤地に白のローズ柄が散りばめられた「ビューロ・ロンドン」のワンピースは、袖口のレースなどで素朴なロマンチックテイストたっぷりだった。国民の1人として人々に寄り添い、また元気を与えたいという願いの現れだったのかもしれない。
この他にも妃は、14年のスコットランド訪問や15年のクリケット・ワールド・カップ、16年のブータン訪問など、赤のバリエーションを数多く披露している。強いカラーだけに躊躇してしまう人も多いだろうが、妃のスタイルを見ているとチャレンジしたくなるかも? 妃のような明るい笑顔でうまく着こなしてみたいものだ。
この10年間、夫のウイリアム王子とともにさまざまな公務を行なってきた妃。常に注目を集める立場には1人の人間としての苦労もあるだろうが、それを感じさせない笑顔で人気を高めてきた。庶民的ブランドとハイブランドを巧みに着こなすセンスも、その人気の一因となっていることは間違いないだろう。今後の「ケイト・コレクション」にもぜひ注目したい。
(Hint-Pot編集部)