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ヘンリー王子はエドワード8世と“同じ運命をたどる”と専門家 2人とも愛に殉じて王室を離脱
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1936年1月に即位して一度はエドワード8世となりながら、離婚歴のある米国人女性との結婚を諦め切れずに同年12月に退位したウィンザー公。その後、爵位は得たものの、王室から追放同然の身となりフランスでその生涯を閉じた。ヘンリー王子もこのウィンザー公と同じ運命をたどることになると王室作家が主張している。英紙が伝えている。
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ヘンリー王子は「亡命同然の身になる」とも
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、王室作家で米動画配信大手「ネットフリックス」の王室ドラマ「ザ・クラウン」のアドバイザーを務めるロバート・レーシー氏が「ヘンリー王子が王室主要メンバーに戻ることはありえない」と述べた。
さらに、「これからもロイヤルファミリーの分裂は続き、ヘンリー王子は亡命同然の身となる」と持論を展開している。
今回のヘンリー王子とメーガン妃の“王室引退”と、エドワード8世の退位を比較研究しているというレーシー氏。「どちらも本質的には“愛と義務の対立”が原因です」と指摘し、ヘンリー王子はメーガン妃との愛を成就させる一方、その引き換えとして王室を離脱したと結論付けた。
エドワード8世は米国女性ウォリス・シンプソン夫人との愛に殉じて、退位翌年の1937年に結婚。1972年にフランスで死亡した。亡くなってからは他の王族と同じ王室墓地に埋葬されている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)