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ダイアナ元妃インタビュー疑惑 再調査決定も沈黙続けるヘンリー王子に疑問の声 ウイリアム王子は公式コメント発表

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ウイリアム王子とヘンリー王子【写真:AP】
ウイリアム王子とヘンリー王子【写真:AP】

 英BBCが1995年に行ったダイアナ元妃のインタビュー。担当記者マーティン・バシール氏が偽の書類を元にしてインタビューを求めたという疑惑が再燃する中、BBC側はこのほど、新たな独立調査の開始を決定した。これを受けて、ウイリアム王子は本件について「ひとまず歓迎」とついに発言したが、一方で沈黙を続けるヘンリー王子に対して疑問の声が上がっている。

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再燃した疑惑 新たな調査決定にウイリアム王子がついに発言

 疑惑の元になっているダイアナ元妃のインタビューは、1995年にBBC番組「Panorama」で放送されたもの。チャールズ皇太子とカミラ夫人の不倫関係などについての衝撃的な告白が収められているが、一方では当時から、バシール氏が偽の書類を提示してインタビューにこぎつけたとの“疑惑”も存在していた。

 この“疑惑”に対し、元妃の実弟チャールズ・スペンサー氏は11月初旬、BBCに対して再調査を要求した。BBC側は謝罪しつつも再調査を拒否したが、その後に一転。現地時間18日には、バシール氏がインタビュー許可を得た過程を新たな独立調査の対象にすることを発表した。調査を統括する人物には、かつて最高裁判所の裁判官を務め、2016年に引退したジョン・ダイソン氏が任命されている。

 決定を受けてウイリアム王子は、ケンジントン宮殿を介して正式にコメント。独立調査を正しい方向への第一歩としてひとまず歓迎し、「独立調査は『Panorama』での取材やその後にBBCが下した決定につながる一連の行動について、その背後に存在する真実を明らかにする助けになるだろう」と述べた。

「彼らは本件に対して肩を並べて立っているべきである」

 一方で英大衆紙「ザ・サン」は現地時間19日、ヘンリー王子が本件に対して沈黙を続ける状況は、ウイリアム王子との関係にさらなる影を落とす可能性があると報じている。

 王室専門誌「マジェスティ」のイングリッド・シュワード氏は、いつもの王子は自身の意見を公表することに熱心であると指摘。「他の件については多くを話しているにもかかわらず、なぜ本件で沈黙を続けるのか」と疑問を呈し、今は兄との確執を忘れ「彼らは本件に対して肩を並べて立っているべきである」と述べた。

 また同紙は、独立調査が決定した背後には、ウイリアム王子が過去2週間にわたりBBCの上層部と交わしたプライベートミーティングが存在するとも報じている。亡き母の真相を求め、実子自ら強い行動を起こした形だ。

 ダイアナ元妃はインタビューの翌年に離婚。王室伝記作家のペニー・ジュナー氏によると、インタビューは多くの出来事のきっかけであり、インタビューがなければチャールズ皇太子とダイアナ元妃の離婚もなかったかもしれないという。一家の運命を大きく変えたインタビューだけに、ヘンリー王子の沈黙に疑問の声が上がる状況は不可避とも考えられるだろう。

(Hint-Pot編集部)