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メーガン妃 暴露本の作者に第三者を通じて情報与えていた 英タブロイド紙との裁判で新事実
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ヘンリー王子夫妻の非公式伝記「Finding Freedom(自由を求めて)」の著者に対し、メーガン妃らが第三者を通じて個人情報を提供していたことが、このほど明らかになった。メーガン妃はかねてより、実父に宛てた手紙の掲載がプライバシー侵害に当たるなどとして、メーガン妃が英大衆紙「メール・オン・サンデー」(デイリー・メール日曜版)などの運営企業「アソシエーティド・ニューズペーパーズ(ANL)」を提訴していたが、その裁判を巡り、高等裁判所に提出された書類に記載されているという。先日もロサンゼルス国立墓地を訪問し、慰霊を行ったことで、「わざとらしい」「売名行為」だと批判が上がっていたメーガン妃夫妻。今回のことが事実となれば、人々からの信用はさらに落ちかねない。英紙が伝えている。
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著者は「夫妻からの協力は一切ない」としていた
英大衆紙「デイリー・メール」が報じたところによると、メーガン妃の弁護人が、第三者を通じてプライバシーに関わる個人情報を「Finding Freedom」の著者であるオミッド・スコビー氏、キャロリン・ドゥランド氏に提供していたと認めている箇所が高等裁判所に提出された書類にあった。
妃の弁護人は、この第三者が著者に接触していると知りながら「メーガン妃が意図的に情報を渡した」と認めている。ただし、メーガン妃は第三者に提供した情報のどの部分が「Finding Freedom」に使われたのかについて、まったく関知していないという。
8月に発売された「Finding Freedom」は、ヘンリー王子とメーガン妃の出会いから“王室引退”までが夫妻の関係者の証言を基に描かれ、妃と実父トーマス・マークルさんとの関係も記されている。スコビー氏は夫妻からの協力は「一切ない」としていた。夫妻も同書には「協力していない」としていたが、それが覆った格好だ。
高等裁判所に提出された書類によると、メーガン妃の弁護士は「トーマスさんが『妃が父を捨てた。父に連絡を取ろうともしなかった』という間違った(事実とは異なる)話」をメディアに語っていることを、メーガン妃が懸念して、これを防ぐため第三者に接触したとしている。
メーガン妃のプライバシー裁判は、妃が実父に宛てた手紙の一部を「メール・オン・サンデー」が公開した件に対するもの。裁判は来年1月に行われる予定だったが、妃側の延期申請が認められ、来年秋に持ち越しとなっている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)