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メーガン妃の流産告白エッセイ 「ヘンリー王子が妃に執筆を勧めた」と専門家 その理由は?
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米紙「ニューヨーク・タイムズ」に寄稿され、世界に衝撃を与えたメーガン妃の流産告白エッセイ。その悲しみの深さや悲嘆に暮れるヘンリー王子の様子などが綴られたセンセーショナルなエッセイ執筆の裏側には、王子からの“励まし”があったと王室専門家が語っている。英紙が伝えている。
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王室専門家はエッセイを称賛 「非常に勇敢なことだと思います」
英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、王室専門家のケイティ・ニコール氏がこのほど、英王室の動画配信サービス「トゥルー・ロイヤリティ・TV」の番組に出演。そこで「ヘンリー王子が『同じことで苦しむ家族を助けるために今回の流産の経験を書くべきだ』とメーガン妃に執筆を勧めました」と語ったという。
ニコール氏は「これまで、王室の主要メンバーがこうしたことを自ら明かしたことがあったでしょうか。非常に勇敢なことだと思います」とも話し、妃の行動を称賛している。
メーガン妃はこのエッセイの中で「私は第1子をこの腕に抱きながら、第2子を失った」と記し、流産の瞬間を明かした。さらに「本当に耐えがたい悲しみに襲われた」と当時の心情も明らかにした上で、「流産について話すことはまだタブー視されている」と主張。多くの人が「孤独な喪のサイクルの中で苦しんでいる」とも指摘した。自らが進んで流産の経験を公にすることで、我が子を失い、孤独にも苦しむ女性と家族を励ました。
王室側は今回のメーガン妃の告白エッセイについて「流産は非常にプライベートな問題」としているが、英メディアは関係者が「ロイヤルファミリーの中にも悲しみが広がった」と語ったことを伝えている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)