食
読むと優しい気持ちになる 不思議な「ガトーショコラ」レシピ漫画 作者が描き出したきっかけとは
公開日: / 更新日:
冬になるとついつい、温かくて甘いものが食べたくなるという人は多いはず。寒さで縮こまった身体がホッとほぐれますよね。チョコレートの新商品が数多く登場する季節ではありますが、たまには自分で作ってみるのはいかがでしょうか? オオカミがしっとり濃厚なガトーショコラを作る漫画が「癒やされる」と話題になっています。不思議と読むだけで優しい気持ちになる漫画を描いた午後(@_zengo)さんに、エッセイ漫画を描き始めたきっかけをお聞きしました。
◇ ◇ ◇
「苦悶の解消方法を伝えよう」 感謝の気持ちから決心
お菓子のレシピやお掃除のコツなど、暮らしに役立つエッセイ漫画をツイッターで公開している午後さん。これまでの作品はツイッターのモーメントでまとめています。
こうした作品を描き始めたのは、“感謝の気持ち”からでした。
「ツイッターの自己紹介欄にも書いてある通り、私は非常に暗い性格で、夜中に1人で落ち込むことが多いんです。そんな時、ツイッターに貼り付いて過ごしていて、自分と同じように苦しんでいる人ってすごく多いな、と感じたんです。さらにそういった人たちの優しさに救われたことが多くて、せめてものお礼にと『私が編み出した苦悶の解消方法を伝えよう』と思いました。それがきっかけで、孤独感に対するフィジカルで具体的な解決策を漫画で提示しています」
その言葉の通り、午後さんの作品には穏やかで静かな“時間”が流れています。それは作品を描く上でも、とても気を付けていることの1つのようです。
「絵にしても文章にしても、間の取り方を意識しています。漫画全体のテンポというか。ゆったりとした、急かさない話にしたいので、そこを特に注意していますね」
悩みが抜け落ちてしまうほど絶品! 6万“いいね”が瞬く間に
多くの人を虜にする午後さんの世界観。今回は、寒い日にチョコレートを食べたくなった時に作るという、ガトーショコラの作り方を紹介したところ大反響。“6万”ものいいねが集まりました。
悩みも「スポーン!!」と頭から抜け落ちてしまうほどおいしいというガトーショコラに、たくさんの人が興味津々! 「作りました! おいしかったです」「素敵なレシピありがとうございます」「読むと優しい気持ちになり、私も休日にお菓子作りしたくなります」など、たくさんの感謝や、作ってみたいという声が寄せられました。
「いただいたご感想はすべて目を通しております。すべて喜ばしいですが、やはり『漫画を見て作ったよ!』と、実際に料理をした報告をしてくださるのがとてもうれしいですね。中には写真付きでコメントをくださる方もいて、いただく度にとても温かい気持ちになります」
今回のレシピが誕生したのは、今年の2月頃のこと。ちょうどバレンタインの時期で、チョコレート菓子が食べたくて作ったのが始まりなのだとか。午後さんは100円ショップで購入したシリコン型を使用しており、1回で6個分(1個当たり直径6.5センチ、深さ2.5センチ)が焼けるようです。
最後に午後さんに、余ったチョコレートもおいしくいただく簡単アレンジ術も教えてもらいました。
「“焼きチョコ”にして食べることが多いですね。トースターにアルミホイルを敷いて、その上にチョコを乗せて3~4分焼くだけでできます。表面はサクッと中はトロッとしておいしいです」
(Hint-Pot編集部)