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超話題の海外ドラマ「ザ・クラウン」にもっとハマる俳優ガイド<シーズン1&2> 冬の夜は華麗なる王室ワールドへ!
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英国王室とその周辺を描き、シーズンごとに莫大な制作費がニュースにもなるネットフリックスオリジナルドラマ「ザ・クラウン」。豪華絢爛な撮影地や衣装、世界観に引き込む演技などで高い評価を受け、毎シーズンが何らかの賞に輝いている。中でも、実物と錯覚してしまうほどの存在感を放つ俳優陣には圧倒されっぱなしかも? 11月15日から配信が始まったシーズン4でも、個性豊かな俳優陣が演技の火花を散らしている。そこで、メインからサブまで海外映画&ドラマファンに「そう来たか!」と思わせる隙なしの豪華キャスティングを、改めてご紹介しよう。
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メインキャストのヤングチーム 出演を機にさらに飛躍か
1952年にエリザベス女王が25歳で即位する以前から物語が始まるため、メインキャストはみずみずしい若手がメイン。まずは、若きロイヤルメンバーの恋愛を初々しく、時に激しく演じたカップルからご紹介。
人生や運命、背負った重圧に立ち向かう若き日の女王
【エリザベス女王:クレア・フォイ(英)】
父王の急死により若くして即位する女王を演じたクレア・フォイは1984年生まれ。この女王役ではゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマシリーズ部門)などを受賞している。映画では、人類で初めて月面着陸に成功したニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)を描く『ファースト・マン』(2018)での妻ジャネット役も記憶に新しい。「大義と個人」の間で揺れ動く夫を複雑な思いで見守る役柄を好演している。
女王を愛する伴侶として理想と現実の間を揺れ動く
【フィリップ殿下:マット・スミス(英)】
若き日の長身イケメン殿下を演じたのは、1982年生まれのマット・スミス。女王を愛しながらも自身のアイデンティティに迷う様を、含みのある表情などで表現している。身長は182センチ。183センチの殿下とほぼ同じだ。これまでの代表作といえば、何といっても1963年から続くBBCの長寿ドラマ『ドクター・フー』。2010年放送分から第11代ドクター役を務め、歴代ドクターの最年少俳優として話題を呼んだ。
「女王の妹」としての深い苦悩、そして許されぬ恋
【マーガレット王女:ヴァネッサ・カービー(英)】
許されぬ恋に身を焦がし、姉である女王との愛憎に涙する若き日のマーガレット王女。演じたヴァネッサ・カービーは1988年生まれで、『ミッション:インポッシブル』シリーズや『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)といったハリウッド大作にも出演。また、旧ソ連スターリン体制時代の暗部を描いた『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』(2019)では、建前と事実の間で苦悩するジャーナリスト、エイダ・ブルックス役でシャープな演技を披露している。
王女と紡いだ禁断の恋、その結末はいかに?
【ピーター・タウンゼント:ベン・マイルズ(英)】
大人の魅力でマーガレット王女を魅了する侍従武官のピーター・タウンゼントは、1967年生まれのベン・マイルズ。数々のドラマや映画で脇を固め続け、2000年から放送されたBBCドラマ『Coupling』でメインキャラの1人を演じて注目を集めた。近年の映画出演ではジュディ・デンチ主演『ジョーンの秘密』(2018)などがある。
奔放で自由な男は王女をいかに愛するのか?
【アンソニー・アームストロング=ジョーンズ:マシュー・グード(英)】
マーガレット王女の衝撃的なポートレートを撮影し、ほどなくして新たな恋人となる写真家アンソニー・アームストロング=ジョーンズ。演じたマシュー・グードは1978年生まれ。映画『ウォッチメン』(2009)では悪役のオジマンディアス(エイドリアン・ヴェイド)、コリン・ファース主演の『シングルマン』(同)では恋人役など、役柄の幅は実に広い。近年では『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)やドラマ『ダウントン・アビー』など数々の話題作に出演。ファンは現在、公開延期となった『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021)を待ちわびているだろう。