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ヘンリー王子 最新ビデオで“ネトフリ”の作品を絶賛&熱弁 「これ以上ない重要なメッセージ」
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米動画配信大手「ネットフリックス」が送るパラリンピックをテーマにしたドキュメンタリー映画「ライジング・フェニックス:パラリンピックと人間の可能性」の教育用サイトが立ち上がり、ヘンリー王子がプロモーションビデオで力強いスピーチを行った。ビデオ自体は約1分半と短いものだったが、熱のこもった言葉の内容を英紙が伝えている。同作については、配信開始直後に王子がパラアスリートとオンラインの座談会を行っており、こちらも話題となっていた。
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パラアスリートから“学ぶべきこと”を熱く語った
英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、同作は今年8月から配信されていたが、学校の授業などで活用するための教育用資料を提供する関連サイトがこのほど立ち上がったという。
プロモーションビデオの冒頭でヘンリー王子は、「第二次世界大戦直後にドイツ人医師が傷病兵のリハビリにスポーツを取り入れたことをきっかけに、現在のパラリンピックにつながる流れが生まれました」と、その起源を紹介。
11歳の時に重度の髄膜炎を患い、両足を切断しながらも2016年のリオ大会でフェンシングの金メダリストとなったベアトリーチェ・ヴィオさんの言葉を引用して、障がいを持ちながらも超一流となったアスリートたちから“学ぶべきこと”をこう熱弁した。
「ベアトリーチェ・ヴィオさんは『最初はすべてが不可能だったがトライし続けた』と語りました。このメッセージこそ、まさに世界中の人々に届かなければならないものです」
さらに、「『ライジング・フェニックス』は“人間の精神の力”というこれ以上ない重要なメッセージが込められた作品です。それはバリアを壊し、不可能だと思われていたことの先へ私たちを押し上げるものです」と同作を称賛している。
ネットフリックスと100億円、また一部で260億円超とも報じられた契約を結んでいるヘンリー王子夫妻。「ライジング・フェニックス」に深く感銘を受けた様子の王子は、今後このようなドキュメンタリー番組の制作に関わっていくのだろうか。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)