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2020年平均収入ランキング 年代が上がるにつれ男女の格差広がる 都道府県別1位は?

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

年代別、都道府県別の平均年収ランキングは?

 次は年代別のランキングです。性別による給与・待遇格差が問題視されている状況を受けてか、女性はすべての年代で2019年度よりも増加しました。職種別ランキングで上位となった専門職に就く女性が増えている状況も推測できます。社会の変化に合わせて、増加傾向は今後も継続すると考えられるでしょう。一方で男性は20代と30代、40代で増加しましたが、50代以上は10万円減少しています。

 
【年代別:平均年収ランキング】
20代:女性 321万円/男性 371万円/全体 348万円
30代:女性 377万円/男性 484万円/全体 444万円
40代:女性 403万円/男性 573万円/全体 510万円
50代以上:女性 431万円/男性 661万円/全体 613万円

 
 ただし、男性の平均給与を加えた全体との差は未だに存在しており、年代が上がるにつれて格差が広がっている結果にも注目です。ここにもやはり、女性が選ぶ職種の変化や就職した際の業務内容など、複数の要素が考えられます。

 都道府県別のランキングでは関東圏がトップ5を独占。1位の東京は2020年の全体の平均年収(409万円)を上回りました。この要因としては、労働人口の多さと金融機関を中心に企業の心臓部が多く集まっている状況があると推測できます。

 
【都道府県別:平均年収ランキング】
1位「東京都」(444万円)
2位「神奈川県」(430万円)
3位「千葉県」(412万円)
4位「茨城県」(408万円
5位「埼玉県」(406万円)

 
 また、2019年度の33位から今年の16位に上昇した「福島県」(386万円)など、大きくジャンプアップした県もいくつか存在しており、震災からの復興やUターン、Iターン転職などの効果が考えられるでしょう。

 これから年末にかけて多忙になる時期ですが、一方では1年を振り返る意識も生まれがちです。自身の「労働」が給与額に見合っているのかなど、お金について考える人も多いでしょう。理想の仕事とはお金の問題だけではないと分かっていますが、やはり少しでも多くいただきたいものですよね。

(Hint-Pot編集部)