「おんせん県」大分がさすがの実力を発揮！

　次に、まだ行ったことはないが一度は行ってみたい温泉地を尋ねた「憧れ温泉地ランキング」を見てみましょう。

【憧れ温泉地ランキング】
1位　乳頭温泉郷（秋田県）2516票（前年1位）
2位　草津温泉（群馬県）2209票（前年3位）
3位　由布院温泉（大分県）1841票（前年2位）

　1位の「乳頭温泉郷（秋田県）」は2年連続。1997年に秋田新幹線が開業したためアクセスはかなり良くなりましたが、都会から離れた山の中の温泉という雰囲気はかなり魅力的ですよね。2位は人気温泉地ランキングでも2位だった草津温泉が前年3位からランクアップ。また、3位は前年2位から1つ順位を下げた「由布院温泉（大分県）」でした。こちらも1位の乳頭温泉郷と同じく山の中の温泉地です。

　最後は、最近1年間に行ったことがある温泉地のうち満足した温泉地を総合部門（年間訪問者100人以上）と秘湯部門（年間訪問者訪問者50人以上100人未満）に分けて尋ねた「温泉地満足度ランキング」です。

【総合部門：1年間の訪問者100人以上】
1位　高湯温泉（福島県）　　　96.2％
2位　別府温泉郷（大分県）　　95.2％
3位　奥飛騨温泉郷（岐阜県）　94.6％

「高湯温泉（福島県）」が3年ぶりの1位に。自然湧出の源泉かけ流しを売りにしており、泉質にも様々な効能があると評判が高いようです。2位は、人気温泉地ランキングでも5位に入った「別府温泉郷（大分県）」、3位は北アルプスの豊かな自然に包まれた「奥飛騨温泉郷（岐阜県）」。場所柄、登山を楽しんでから疲れた体を温泉で癒す、という方も多くいらっしゃるかもしれません。また、飛騨といえば飛騨牛などのグルメも楽しめるところも魅力の一つですよね。

【秘湯部門：１年間の訪問者50人以上100人未満】
1位　長湯温泉（大分県）95.5％
2位　野沢温泉（長野県）94.4％
3位　秋田八幡平温泉郷（秋田県）92.4％

　国内では数少ない炭酸泉である「長湯温泉（大分県）」。ドイツの温泉療養都市と友好を結び、飲泉場が設けられています。温泉を飲む機会はなかなかないのでぜひ試してみたいですね。2位の「野沢温泉（長野県）」は、自然湧出の良質な源泉が湯治に良いと高い支持を集めているようです。3位は、自然豊かなロケーションの中でゆったりと温泉に入れるところが魅力として人気の「秋田八幡平温泉郷（秋田県）」でした。

　さまざまな温泉地があり、それぞれに特徴や魅力があることが調査からわかりました。ただし、すべてのランキングに入っている大分県には改めて「さすが！」と感心しきり。とはいえ、ここには名前の挙がらなかった温泉地も、まだまだ日本各地にたくさんあります。コロナ禍が収束したら、心身の疲れをじっくり癒やしに行きたいものですね。

（Hint-Pot編集部）