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ヘンリー王子とメーガン妃は「胡散臭い」 楽曲配信大手との43億円超契約を有名司会者が痛烈批判
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ヘンリー王子とメーガン妃夫妻は先日、スウェーデンの楽曲配信サービス大手「スポティファイ」と3000万ポンド(約43億2000万円)ともいわれる巨額契約を結んだ。今後ポッドキャスト番組を制作、配信するという。これに対して王室作家は「王室の地位を利用しただけ」と非難し、番組内容についても「面白いはずがない」と断じている。さらに有名テレビ司会者は「胡散臭い」などと辛辣な言葉を並べた。夫妻がノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんとオンライン対談した際、王子は「うなずくだけ」と揶揄されたが、ポッドキャスト番組では言葉をしっかり紡げるのだろうか。
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王室作家はポッドキャスト番組が「面白いはずがない」とも
米動画配信大手「ネットフリックス」に続いて、今度は「スポティファイ」と巨額契約。“王室引退”後、移住先の米国で“巨万の富”を築きつつあるヘンリー王子とメーガン妃夫妻に冷たい視線を向けるのは、王室作家のレディ・コリン・キャンベル氏だ。
英大衆紙「デイリー・スター」の記事によると、王室関連のベストセラー作家として知られ、「レディ」の称号を持つキャンベル氏は、ヘンリー王子夫妻が今回のような契約を結べたのは英王室メンバーという特権的な地位にあったからだと指摘。一般市民であればあり得ないこととし、2人のポッドキャスト番組が「面白いものになるはずがない」と断言した。
「番組が始まるまで正当な評価はできませんが、2人のこれまでのスピーチは本当に退屈なものです。1950年代の英国で最も退屈な説教をしていた牧師の話を聞く方がマシ、というくらいつまらないものになりそうな予感がします。“つまらない説教を聞くのが好き”という人なら話は別ですが」
ウィットも含まれているだろうが、強烈に皮肉った形だ。
英国の朝の情報番組「グッド・モーニング・ブリテン」で司会を務めるピアーズ・モーガン氏はさらに辛辣。舌鋒鋭く今回の契約を批判した。
「やっていることすべてがナルシシズムや偽善、欲に駆り立てられているように見える。2人はロイヤルファミリーとの関連性をすさまじい勢いで売買して急速にリッチになっている。一方、英国の王族は自らの称号や特典を正当化するために(退屈で)単調な公務にも取り組んでいる。これまでにも何度も言っているが、あの2人は胡散臭い」
どちらも歯に衣着せぬコメント。日本円にして43億円超という契約金が、“元ロイヤル”の産物にしか見えないと感じているようだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)