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ヘンリー王子とメーガン妃がカリスマシェフと提携 食料配給施設を世界に4か所建設へ

著者:森 昌利

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メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】
メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】

 今年4月に設立が発表されたヘンリー王子とメーガン妃の新財団「アーチウェル」が、有名シェフと提携して世界の被災地に食糧を提供する施設を建設することが分かった。来年のドミニカ共和国を手始めに、計4か所に建設予定。出資金は明らかにされていないが、1つの施設につき5万ドル(約520万円)の初期投資が必要だという。

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提携したホセ・アンドレス氏は昨年のノーベル平和賞候補

 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻は「アーチウェル」を通じてスペイン系米国人シェフのホセ・アンドレス氏と提携。食料難の地域に「救済センター」を計4か所設立するために出資する。施設は食事配給の拠点になる他、学校や診療所としても機能するという。

 米国を中心に16のレストランを経営するアンドレス氏は、2010年1月の「ハイチ地震」を受け、自然災害発生地域で食料を提供する非営利団体「ワールド・セントラル・キッチン」を同年に設立。「行動するシェフ」として2019年のノーベル平和賞にノミネートされている。

 予定では、ドミニカ共和国に来年、最初の施設をオープンさせるという。同国は近年、ハリケーンの被害に苦しんでいる。次に、同じく暴風雨の被害を受けたプエルトリコに設立。残る2か所は現時点で未定となっている。

 51歳のアンドレス氏は「サセックス公爵(ヘンリー王子)夫妻と手を取り合って、新たな事業を始めることを誇りに感じている。夫妻とは親しくなり、2人の価値観は『ワールド・セントラル・キッチン』の価値観とも同調したものがある」とコメントした。

 王子夫妻も「アンドレスシェフとその素晴らしいチームのことを思うと、想像を絶する苦難の年でも多くの人が意欲的に働いていることを思い知らされます。思いやりの行動が私たちを刺激します」などと声明を発表した。

“王室引退”後、ベーカリーでパン生地を練る作業を手伝ったり、生活必需品を配布したりするなど、米国でボランティアに励んできた王子夫妻。今後は「アーチウェル」を通じて本格的に慈善活動に取り組んでいくようだ。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)