どうぶつ
「保健所に行くかも」娘の一言でお迎えした黒ねこ “膨張”するのは愛情表現? 「お耳どこ行った~~~」
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警戒心の強いねこは感情が分かりにくいことがあり、「本当に信頼されている?」「ちゃんと好かれているかな?」と心配になる飼い主さんもいるかもしれません。けれど、頭突きや甘噛みなど、ねこの愛情表現と言われる仕草は独特なことも。怖がっているわけではないのに、飼い主さんが近付くと全身の毛を逆立てて反応する元保護ねこの様子が話題になっています。シホ(@BonLove44)さんに話を聞きました。
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5歳の女の子、てんちゃん テンションが上がるとすぐ威嚇ポーズに
5歳のツンデレガール「てん」ちゃんは、元保護ねこ。5年前のこと、シホさんは「近所の牛乳店で子ねこを4匹保護しており、保健所に行くかもしれない」という情報を娘さんから聞きました。
シホさんは以前、生後半年のウサギが急死した経験から、動物はもう飼わないと家族で決めていたそう。しかし、「保健所」という言葉が引っかかり、ご主人に相談した上で1匹引き取ることを決心したといいます。
白が2匹とサバトラが1匹。そして、もう1匹の黒ねこがてんちゃんでした。2匹の白ねこはそのまま牛乳店が、サバトラは娘さんの友人が引き取ってくれることに。てんちゃんもシホさんの元にお迎えされ、4匹とも無事に保健所行きを免れて現在も幸せに暮らしています。
こうしてシホさんの“4番目の娘”となったてんちゃん。普段はとっても甘えん坊なのだそう。傘を広げると必ずその下に入ってみたり、キャットタワーに大胆ポーズで寝てみたり……。天真爛漫な姿にシホさん一家ももうメロメロです。
また、てんちゃんには、思わずシホさんも吹き出してしまう不思議な癖が。それは突然スイッチが入ったように、全身の毛をボワッと逆立てて膨張し、威嚇のポーズを取ること。
シホさんによると、これは怖がっていたり怒っていたりするわけではなく、ケンカをふっかけてくることもないようです。部屋中を走り回るなど、テンションが上がると、赤ちゃんの時からこうして膨らんでしまうのだそう。“欽ちゃん走り”のようにピョンピョン横にはねることもあるのだとか。
この日は、暖かなリビングで小さな箱に収まろうとしていたところ、大好きなシホさんが近付いてきたため、てんちゃんは“膨張”! いったんは落ち着いたと思ったら、またサッと立ち上がり真剣な表情で膨らんでいます。
あまりのかわいさに吹き出してしまうシホさん。その様子をツイッターに投稿すると、同じように萌えてしまう人が続出し、「ネッコ『起動!!格納・・・起動!起動!!』」「かわいいイカ耳」「膨張力、すごいですねぇ」「お耳どこ行った~~~」など、たくさんのコメントが寄せられました。
これも一種の愛情表現? 今日も元気に家中を駆け回り、“膨張”するてんちゃんなのでした。
(Hint-Pot編集部)