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ヘンリー王子 来年もロイヤルファミリーの一員として過ごしたい!? “王室引退”引き伸ばしへ年明けに帰国の可能性
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今年の3月末日に“王室引退”したヘンリー王子とメーガン妃。しかし、その時点での取り決め事項は暫定的なもので、来年の3月に予定されている「レビュー」を経て恒久的になる。だが王子は、王室にとって重要な日が重なる2021年も“サセックス公爵”の称号を保持している現行の引退条項を延長するため、英国で対面会談を望んでいるという。
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王室にとって重要な誕生日が重なる1年はロイヤルファミリーでいたい?
ヘンリー王子が英国に帰国する予定を組んでいるという。メーガン妃を伴う可能性も指摘されており、その目的は来年3月に終了する現在の“王室引退”条項を引き延ばすためだといわれている。
その理由について、英大衆紙「ザ・サン」は、ダイアナ元妃の自叙伝著者として有名な王室作家アンドリュー・モートン氏の見解を紹介。同氏は来年、英王室にとって節目となる誕生日が3つ控えていることを指摘した。エリザベス女王が4月21日に95歳、フィリップ殿下が6月10日に100歳、そして王子の亡き母ダイアナ元妃が7月1日に生誕60周年を迎えるのだ。
ヘンリー王子は、この重要な3つの日付を英国で、“サセックス公爵”の称号を保持したままロイヤルファミリーの一員として過ごすことを希望。もちろんコロナ禍の状況にも影響されるが、ビデオ会談だけではなく対面での会談を望んでいるという。
また同氏によると、最近ではエリザベス女王、チャールズ皇太子、ウイリアム王子はいずれも「激しく言い合った」とされるサンドリンガム城での“王室引退”会談時の感情は影を潜めているそうだ。
「ヘンリー王子は一般の人たちが考える以上に女王と頻繁に連絡を取っています」と述べ、両者の関係が良化していることを示唆している。
同紙は、ヘンリー王子の離脱後、ウイリアム王子と数か月間に及ぶ断絶状態にあったとし、公爵の称号を保持したままのゆるやかな“王室引退”状態の延長には「王室主要メンバーの強硬な反対があるかもしれない」とも予想している。
女王は現地時間の今月8日、チャールズ皇太子夫妻、ウイリアム王子夫妻、アン王女、エドワード王子夫妻をウィンザー城に集めた。一部メディアは、女王がこのメンバーを来年から公務に臨む新たな上級王族として事実上“承認”したと報じたばかり。ヘンリー王子が来年実際に帰国するとなれば、こうした顔ぶれにも影響を与えるのだろうか。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)