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チャールズ皇太子とカミラ夫人の関係は「感動的で素晴らしい」 批判に動じない理由を専門家が分析
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チャールズ皇太子とカミラ夫人は1970年代初頭に出会い、互いに結婚と離婚を経て2005年に再婚した。皇太子とダイアナ元妃の結婚式では密かに見つめ合っていたことが話題になるなど、かつての夫人は「最も英国で嫌われた女性」と評されたこともある。だが、再婚後の2人はバッシングを受けながらも良好な関係を一貫して保ち、英国民からの信頼を得られるようになった。そんな2人について、秘訣などを人間関係の専門家が分析。「感動的で素晴らしい」と称賛している。
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夫人は「最も英国で嫌われた女性」と評されたことも
チャールズ皇太子とカミラ夫人は1970年代初頭に出会い、皇太子が強く惹かれる形で2人の間に恋愛関係が生まれたとされる。ところが夫人は、1973年にアンドリュー・パーカー=ボウルズ氏と結婚。皇太子にとっては悲恋で終わったかに見えた。
しかし、その関係は密かに続き、1981年に皇太子とダイアナ元妃が結婚した後は“ダブル不倫”という形に変わった。そして夫人は1995年、皇太子は翌1996年に離婚して、2人は2005年に再婚。以降は現在まで良好な関係を築き、英国民から一定の信頼も得ている。
夫妻はなぜ、困難をものともせず試練に耐えて良好な関係を継続できるのか。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」に掲載された記事によると、人間関係の専門家であるサミ・ヴンダー氏はまず「外部の出来事で関係を破綻させなかったこと」をその理由として挙げている。
夫妻が常に2人の関係に気を配り、外部での出来事と切り離して考えることによって、メディアに悪評や人々の批判にさらされても関係を大事にすることができたのだという。
だが一方では、これは容易なことではなく、ヴンダー氏自身も批判やバッシング報道、家族が受け入れない状況から、多くの人間関係が壊れる様を見てきたそうだ。その上で「2人の強みとは、外部の出来事に影響されることなく愛情とサポートを維持できたことでしょう」と述べ、さらに2人の関係は「感動的で素晴らしい」と称賛している。
この背後には、皇太子にとって夫人の存在が安定の要因だったことがあるという。夫人は皇太子の話を聞き、結婚がうまくいかなくなった時にそばで支えたと指摘し、「試練に耐えられたのは、ロマンスというより2人の『友情』とも呼ぶべき感情が大きな要因だと思います」と分析。その結果、2人はお互いに尊敬し合うことでバッシングを乗り越えたとしている。
「『運命の人』だとずっと思ってきた2人が夫婦の縁を結んだことは、感動的で素晴らしいと思います。2人が幸せであることは誰が見ても明らかです」
この11月、ネットフリックスオリジナルドラマ「ザ・クラウン」シーズン4で皇太子と元妃の結婚生活が描かれた。これによってSNSには夫妻を批判するコメントが殺到。公式ツイッターのリプライ(返信)を制限する事態となった。しかし、さまざまな試練を乗り越えてきた2人だけに、この程度で関係が揺らぐことはないようだ。
(Hint-Pot編集部)