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ヘンリー王子とメーガン妃の財団ウェブサイトは「父親が抹消されている」 英有名司会者が非難

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

チャールズ皇太子、メーガン妃、ヘンリー王子【写真:AP】
チャールズ皇太子、メーガン妃、ヘンリー王子【写真:AP】

 ヘンリー王子とメーガン妃は2020年12月31日、新財団「アーチウェル」のウェブサイトを開設。トップページには2021年に向けたメッセージとともに、当時2歳のヘンリー王子を肩車するダイアナ元妃、幼い頃のメーガン妃と実母ドリア・ラグランドさんの写真が使用されている。英有名司会者のピアーズ・モーガン氏は、夫妻がそれぞれの実父についてメッセージや写真で一切触れていないことに非難の目を向けている。

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サイトのトップページには夫妻の実母とのツーショットとメッセージが

 ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が立ち上げたウェブサイトは、子どもの頃の2人とそれぞれの母親との仲睦まじい写真をトップページに使用。そして「2021年に向けた手紙」とのタイトルでメッセージを綴っている。

 その内容は「私は母の息子。そして私は息子の母。母親や見知らぬ人から思いやりと親切さを学び、人間性の善良な部分を信じています。私たちは、より良い世界を作るために思いやりを持って活動しています」といったものだ。

 英大衆紙「ザ・サン」によると、この文言に異を唱えたのが英有名司会者のピアーズ・モーガン氏。2人が実父のチャールズ皇太子、トーマス・マークルさんに触れなかったことをツイッターで批判している。

 モーガン氏はまず「父親が抹消されている。彼らの人間性の対象に父親は含まれていないようだ。悲しいことに2人の人間性や思いやりは、父親に遠く及ばない」と皮肉のこもった文言を投稿した。

 さらに「本当に2人が嫌いなんですね」との書き込みには「その通り。あの2人はただの気まぐれな浪費家。商業利益のために王室の称号を悪用している。エリザベス女王は2人から称号を剥奪して恥知らずな行為をやめさせるべき」などと返答した。

 ヘンリー王子とチャールズ皇太子の現在の関係は定かではない。ただ、ヘンリー王子の“王室引退”の影響で関係が冷えた可能性は否定できない。一方、メーガン妃と実父トーマス・マークルさんの確執は英タブロイド紙の苛烈な報道でも広く知られ、現在の2人は音信不通になっているという。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)