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エリザベス女王主催の“祭典”は2年連続中止 ヘンリー王子との会談も取りやめへ コロナの影響は英王室でも深刻

著者:森 昌利

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エリザベス女王【写真:AP】
エリザベス女王【写真:AP】

 エリザベス女王のガーデンパーティーといえば、ロイヤルファミリーの華やかさにあふれたビッグイベント。2019年にバッキンガム宮殿で開催されたパーティーでは、ピンクを基調とした女王とキャサリン妃の装いに注目が集まった。だが、近頃の英国は新型コロナウイルス感染再拡大によりイングランドとスコットランドでロックダウンを開始。これを受けて、今年のパーティーは2年連続で中止されることが明らかになった。また、米国で暮らすヘンリー王子が帰国して女王と直接対面し、“王室引退”時の取り決めについて見直しを要請する予定だと報じられていたが、こちらも中止される見込みだという。

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2019年のパーティーは女王とキャサリン妃のピンクの装いが話題に

 エリザベス女王が主催するガーデンパーティーは、英国社交界の祭典とも言うべきビッグイベント。毎年夏にバッキンガム宮殿で3回、スコットランドの首都エディンバラのホリールード宮殿で1回の開催が恒例だ。例年は4回のパーティーに計約3万人がゲストとして招かれ、2万7000杯の紅茶と2万人分のサンドイッチ、2万人分のケーキが振る舞われるという。

 しかし、英国では新型コロナウイルスの感染が急拡大。1日の感染者が6万人超と猛威を振るっており、イングランドとスコットランドでは学校閉鎖を含めた全国的なロックダウンが実施されている。

 英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、この影響により王室の華やかな宴が昨年に続き2年連続で中止されることになった。宮殿の広報担当者が「2021年のガーデンパーティーは行われないという決定が下されました」と述べたという。

 また先には、“王室引退”時の取り決め事項について1年延長を希望しているヘンリー王子がメーガン妃を伴って英国に帰国し、女王との直接会談を計画しているとも報じられていたが、同紙によるとこれも中止される見込みだという。王子と妃は昨年3月末日をもって王室の主要メンバーを離脱したが、その際の取り決め事項は1年限定のものとされている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)