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「注目の資格」今年のランキング1位は? 昨年「注目度が高かった資格」はTOEICがトップ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

就職や転職などで強みになる資格。2021年度の注目資格とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
就職や転職などで強みになる資格。2021年度の注目資格とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 就職や転職の際によく聞くアドバイスとして、「何か資格を持っているといいよ」といった内容をよく耳にしますね。しかし「資格」といっても、たくさんありすぎてどれを目指せばいいのやら……。そこで、昨年に取得件数が最も多かった資格と今年の取得を目指している人が多い資格のランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか。今年の目標作りにも役立ててみてくださいね。

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就職・転職で有利に働くTOEICスコアは600点以上

 株式会社ベンドの運営するサイト「資格Times」は2020年12月、「2020年度取得した資格と2021年度取得したい資格についてのアンケート」を実施しました(有効回答数1918票)。

 まずは、2020年に取得件数の最も多かった資格を「注目度の高かった資格」としてランキング化。1位は「TOEIC」(457票)でした。TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)は世界160か国で利用されているプログラムで、日本では年に複数回が実施されています。毎回のテスト内容は全受験者共通となり、獲得スコアの高低で英語の実力を測るものです。

 グローバル化が進む近年、高い英語力を持つ人材は多くの企業から求められています。就職や転職の際、英語力をスコアで示せるTOEICは大きなアピールポイントになることでしょう。同社によると、就職・転職で有利に働くとされるスコアは600点以上。この点数に届くには300~400時間の勉強が必要だそうです。900点以上になると超大手企業や外資系企業でも有利となりますが、1500~1600時間の勉強が必要とのこと。

 続いて第2位は「簿記」(340票)でした。企業の経営活動に関する記録・計算・整理を行う簿記には、キャリアアップや待遇を向上させやすいといったメリットがあるようです。しかし、級によって難易度の差が大きく、合格率で見ると簿記初級は59.4%、簿記3級は49.1%と5~6割程度ですが、簿記2級は28.6%、簿記1級は9.8%と難関の資格であることが分かります。

 第3位は「FP」(173票)でした。FP(ファイナンシャル・プランニング技能検定)は資産運用に関する知識やその実践的技術を検定する国家資格。特に銀行や証券会社、生命保険会社でのニーズが高く、経験を十分に積めば独立起業も可能という将来性も見込めるそうです。また、取得に向けての学習内容は資産運用やライフプランニングなど生活に密着したものばかり。勉強しながら実際の生活の役に立つ知識が得られるのであれば一石二鳥ですね。

 ただし、FPも3級から1級に分かれており、学科試験と実技試験の両方がある上に、実施期間も日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2つが存在しています。難易度もそれぞれで異なりますので、事前にしっかりと調べておいた方が良さそうです。

2021年度の注目資格は「FP技能検定」「宅建」「社会保険労務士」

 では、2021年度はどの資格取得を目指している人が多いのでしょうか。2020年と2021年を比較して上昇した票数が多い「2021年注目の資格」ランキングを見ると、1位には「FP」(プラス91票)がランクインしていました。

 2位は「宅建(宅地建物取引士)」(プラス47票)。不動産取引の専門家を示す国家資格のため資格手当が付きやすいことから収入アップが見込めたり、不動産業界・金融業界などでの需要が高いので就職・転職もしやすくなったりと、メリットが多い資格です。2019年度の合格率は17.0%と難易度は高いですが、目指す価値は大いにある資格と言えます。

 3位は「社会保険労務士」(プラス44票)。社会保険労務士(以下、社労士)も宅建と同じく国家資格で、労務管理のアドバイスや社会保険関連の法令に基づく書類作成などを行い、より良い職場環境の構築をサポートする役目を担います。2020年度の合格率は6.4%とやはり難易度が高いですが、今後ますます需要が増えると見られているそうです。

 ちなみに「資格Times」が2021年のイチオシ資格として挙げたのはまず、中小企業の経営状態を診断してコンサルティング業務を行う「中小企業診断士」。今後も需要が尽きないことと、コンサルティングファームへの就職・転職に有利というメリットがポイントだそうです。また、独立開業も視野に入れることが可能で、収入アップも十分見込むことができるとか。

 ただし、同サイトによると第1次試験は7科目ある科目合格制。科目合格を含む第1次試験の合格率は30.2%ですが、7科目で一発合格する率はおそらく5%以下とのこと。複数回の受験で科目合格を積み上げる必要があるそうです。

 もう1つのイチオシ資格は「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」。マイクロソフト社のオフィススイート「Microsoft Office」に含まれるソフト「Word」や「Excel」、「PowerPoint」などの操作技能を測定する検定試験です。収入の大幅なアップなどは見込めませんが、多くの企業で必要とされる技能というメリットがあります。同サイトによると、試験にはスペシャリストとエキスパートの2種類があり、合格率は前者が80%、後者が60%だそうです。

 資格取得とは強みを持つということ。就職や転職以外にも、女性が出産と育児の後に再就職を希望する場合などでも、何かしらの資格を持っていると有利になる可能性が高いと考えられます。将来のビジョンをしっかり見据えて、自分に合った資格取得を目指してみるといいかもしれませんね。また、かねてから興味のある分野を深く知るために、生涯学習の一貫としてとらえることもできるでしょう。

(Hint-Pot編集部)