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「手に職」をつけたい女性は9割超! 理由1位は収入増 キックボクシングや翻訳など実例はさまざま
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皆さんは今の仕事に満足していますか? やりがいを感じる、収入が多い、ワークライフバランスが取れているなど、仕事に求めるものは人によって異なります。その中でも、同じ働くならば自分らしく安心して、安定的に働きたいと思う人は多いでしょう。そのためには「手に職をつけたい」と考える人も多いのではないしょうか。女性を対象とした調査からその実態が見えてきました。
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「手に職」がついていないと感じている人は6割 つける方法は?
女性のための転職サイト「女の転職type」は2020年8月、同サイトの会員1145人を対象に「女性と仕事」に関するアンケート調査を実施しました。
「現在、あなたは『手に職をつけられている』と思いますか?」との設問では、「ついていない」と回答した人が61.7%と最も多く、「分からない」が19.3%、「ついている」が19.0%という結果になりました。
「手に職をつけたいと思いますか?」という質問ではやはり、「つけたい」と答えた人が89.4%と9割近くに。その理由を尋ねると、1位は「収入を増やす(71.9%)」、次いで「不況でも生活を維持する(65.8%)」「転職のしやすさ(62.3%)」「毎日楽しく働く(43.6%)」「定年以降も働き続ける(36.4%)」と続きました。
手に職をつけていれば、人間関係が合わなかったり、違う土地に引っ越すことになったり、キャリアアップしたくなった時などに、新しい職場を探すことが比較的スムーズになると考えられます。また、専門性が高い技術や能力を持っていると、収入が上がりやすくなるというメリットもあるでしょう。
では、手に職をつけるためにはどうすればよいのでしょうか? 「手に職をつけるために何をする必要があると思いますか?」と尋ねたところ、「資格や免許を取る(82.6%)」が圧倒的1位となりました。以下、「1つの職種を長く続けて経験を積む(44.9%)」「1つの業界で専門性を磨く(44.4%)」と続いています。
経験を積んだりスキルを磨いたりすることは、職場の即戦力となるにおいて必要な行動です。ですが、それよりも資格や免許といったいわゆる“証明書”のようなものの方が、手に職をつけるために必要だと思っている人が多くいることが分かりました。また、雇用する側にしても、資格や免許の所持はある程度の確実性を保証していると判断する可能性が高いと思われ、これも1つの理由に挙げられるでしょう。