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世界で話題の「パジャマスーツ」は会長が命名 今後は春夏バージョンも

公開日:  /  更新日:

著者:yoshimi

予想を上回る反響 「ゴルフの時に着ている」との声も

広報室の飽田翔太さん【写真:yoshimi】
広報室の飽田翔太さん【写真:yoshimi】

 予想を上回る反響の中には、開発時には想定していなかった用途も。「我々以上にお客様が使い道を開発してくださっている」と感じているそうです。

「着用してくださっている取引先の方から、『ゴルフの時にも着ている』とお聞きしたこともありました。ネクタイと合わせればビジネス利用もできますが、Tシャツなどカジュアルダウンしてトレーニングにも使えるんです。自由な着方ができるのが大きなポイントだったのかなと思います」

 そして “自宅で洗える”という部分への反響も大きいといいます。扱いの手軽さに加え、コロナ禍を受けて衛生面を意識したニーズも生まれていたことがその背景にあるようです。

「今、家庭洗濯を求めるお客様が非常に多いんです。これまではどちらかというと臭いやエチケット的な要素でのニーズだったのですが、コロナ禍を受けて清潔や衛生という観点が加わりました。どの商品も“洗える”という機能がベースにあってこそ成立するという状況になってきています」

 ちなみに、「パジャマスーツ」を自宅で洗う際は、洗濯機に放り込んで全自動にしないこと。シワや型崩れの原因になってしまいます。

「洗濯ネットに入れて弱水流で丁寧に洗うこと、それと強い脱水をかけないことがポイントですね。特に、一番大事なのは脱水。洗濯でシワが入るのは脱水の時なので、形状記憶のドレスシャツやウォッシャブルスーツと同じように、水が滴り落ちるくらいの状態のまま乾燥させるとシワにならず、型崩れもしません」

 4月には、さらに進化した春夏バージョンも発売予定。同じ型ですが、着用時に冷たさを感じる接触冷感素材を使ったものだそう。また、秋冬には、さらに改良を加えたバージョンも登場させ、同社としては新たな柱にしたいと考えているといいます。

 在宅時間が増加し、ビジネスとカジュアルの境界線が曖昧になってきている今日この頃。ニューノーマルな時代を象徴するアイテムとして、どのように進化していくのが楽しみですね。

(yoshimi)