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ヘンリー王子が「かわいそう」と王室作家 虚ろな目で映るビデオメッセージが話題に
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新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るう中、ヘンリー王子が創設した傷病兵のための国際スポーツ大会「インビクタス・ゲーム」の開催が昨年に続き、またも1年延期を余儀なくされた。これを受けて、王子は複数の選手とともに出演するビデオメッセージを発表。しかし、これを見た王室作家によるツイッターでの発言が大きな話題になっている。
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旧知の王室作家が「何て悲しそうな目」とツイート
このほど、ヘンリー王子についてツイートしたのは、王子と親交があり2018年には王子の自叙伝「Harry:A Biography of a Prince」を上梓した王室作家のアンジェラ・レヴィン氏。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は、ビデオメッセージを観たレヴィン氏が自身のツイッターアカウントで「かわいそうなハリー(ヘンリー王子の愛称)。何て悲しそうな目をしているの」と発言したことを報じた。
第5回「インビクタス・ゲーム」は当初、昨年5月にオランダのハーグで開催予定だったが、コロナ禍の影響で今年夏に延期へ。今回さらに来年春への再延期が決定した。
ビデオメッセージで王子と選手たちは、「新型コロナウイルスの影響でインビクタスのコミュニティを含め、世界中の人々の期待や希望、計画が変わってしまいました」と大会の再延期について言及。確かにレヴィン氏の指摘の通り、コメントをする王子の表情は虚ろで、目力がなく悲しげにも見える。自身が情熱を注ぐ国際スポーツ大会のさらなる延期に、やるせない感情がにじみ出たのだろうか。
一方では「大会のプログラムや近い将来に安全につながれる機会、皆さんのコミュニティをインビクタスの精神で満たす方法を考え続けています」とイベントの準備を進めていることを強調。そして、「インビクタス・ゲーム」の精神は「2022年の春まで輝き続けます」を大会の成功に期待を寄せた。
現状、世界ではコロナ禍終息の見通しが立たず、来年に再延期となった「インビクタス・ゲーム」の開催も定かではない。しかし、来年の春には王子の期待通り無事に大会が開催され、その悲しい目の顔を最高の笑顔に変えてもらいたいものだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)