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ウイリアム王子とヘンリー王子の不仲説なぜ続く 「理解できない」と専門家
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ヘンリー王子チャールズ皇太子ウイリアム王子ロイヤルファミリー
かつては仲良し兄弟で知られたウイリアム王子とヘンリー王子。最愛の母ダイアナ元妃の悲劇を2人で乗り越え、ウイリアム王子とキャサリン妃の結婚後もヘンリー王子が兄夫婦の家に入り浸るほどの親密さだった。ところが2017年にヘンリー王子がメーガン妃と知り合ってから一変。兄弟の仲には徐々に亀裂が生じた。そんな息子2人について、父チャールズ皇太子が心を痛めているという。
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専門家が知るヘンリー王子は「極めて鷹揚な性格」
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、チャールズ皇太子の心痛について言及したのは王室関連の著作で知られコメンテーターとしても活躍するロバート・ジョブソン氏。同紙は米誌「USウィークリー」に掲載されたジョブソン氏のインタビューを紹介した。
ジョブソン氏は2019年から流れ始めた兄弟の不仲説に関して、ヘンリー王子の性格に言及。「私が知っている王子の性格は極めて鷹揚。ですから、彼(王子)は確執を長引かせたいなんて思わないでしょう」と述べ、王子の性格を考えれば兄弟の仲がここまでこじれてしまったことが不思議でならないとしている。
さらに「だからこそ、何が問題なのか理解できないのです」として、原因が分からず改善の兆候も見られない兄弟の不仲には、父の皇太子も心を痛めているだろうとの考えを示した。
だが、父と兄弟の間にまったく交流がないわけではない。昨年、ヘンリー王子の妻メーガン妃の流産が分かった直後、深い悲しみに沈んだヘンリー王子を皇太子とウイリアム王子がしっかりと支えていたとされている。また、クリスマス当日には皇太子と兄弟の3人で話をしたとも報じられた。
こうした報道やジョブソン氏が指摘するヘンリー王子の性格も考えると、長く噂される兄弟の不仲は実際、周囲がそれほど心配するものでもないのかもしれない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)