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ナウシカ名場面を完全再現 “金色の野”の正体に吹き出す人が続出「センスありすぎ」
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世にファンアートは数あれど、こんなにユーモアたっぷりなものは見たことがありません。スタジオジブリのアニメ映画『風の谷のナウシカ』の感動的なラストシーンを再現したこの一枚。キラキラと輝き、風になびくような流れは、映画そのもの。しかし、この“金色(こんじき)の野”の正体を知って、多くの人が吹き出したようです。作者のねこのぽぅ(@nekono_paw)さんに話をお聞きました。
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ねこの日光浴中に着想! 想像以上の出来栄えに
1984年に公開された、宮崎駿監督の名作アニメ映画『風の谷のナウシカ』。2019年には歌舞伎として生まれ変わり、また昨年は劇場で再公開され大きな話題を呼ぶなど、封切りから30年以上を経た現在も愛され続けています。
そんな同作の名場面と言えば、ナウシカが王蟲(オウム)の群れの中で触手に包まれ、金色の野原を進む奇跡のシーンです。作者は愛猫が日光浴をしている時、このシーンが再現できるのではないかと着想を得たそう。
作者の愛猫は、2歳4か月のマンチカン「にゃんた」くん。初めて会った時に堂々とした寝姿だったことから印象に残り、その後も何度か会いに行くうちにメロメロになってしまったそう。ガラスのケージ越しに手を重ねてくれるなど、幼い頃から人の心を掴んで離さない完璧なツンデレ男子です。
「抱っこさせてもらったら、もう完全に迎える決心が固まってしまった感じです」
正体は2歳の愛猫マンチカンのにゃんたくんの背中
そんなにゃんたくんの毛色はレッドタビー。日光浴をしているとき、その背中にキラキラとした陽光が当たる様子が「とても幻想的に見えた」と言います。
「日の光が差した背中の毛が金色の小麦畑に見えました。ナウシカ人形を乗せたら面白いだろうなと思い、ちょうどいい大きさのフィギュアがなかったので作ってみたところ、想像以上の出来栄えとなりました」
背中に乗せられたナウシカ人形は、何と粘土で作った手作り。
「粘土細工作りは初めてなので、こんな感じかなと手探りでした。こだわったポイントは、粘土を配合して、髪の色を似せたところ。それとサイズ感でしょうか」
「その者青き衣をまといて金色の猫に降り立つべし」との言葉が添えられた2枚の写真は瞬く間に大きな話題に。「センスあり過ぎです」「ネコバスとのコラボですね」「めっちゃ笑いましたwwwこれ私もマネしたいです」「このセンスはただ者ではない?」と絶賛のコメントが寄せられています。また、さすが「世界のミヤザキ」作品がモチーフとあって、海外の方からも反響がありました。
普段は人間の方から遊びに誘うと逃げるけど、誘ってくる時は遊んでもらうまで鳴いて諦めない、というにゃんたくん。しかしこの時は、背中に置かれたナウシカを多少気にしているものの、大人しく写真を撮影させてくれました。作者は器用な手先を生かして、ねこ用のサウナ帽などフェルト作品も数多く制作しています。次回作にも期待が高まりますね。
(Hint-Pot編集部)