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うつ病、摂食障害と闘った全米フィギュア女王 現在の身体を公開したSNS投稿も話題に

著者:Hint-Pot編集部

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グレイシー・ゴールド選手【写真:Getty Images】
グレイシー・ゴールド選手【写真:Getty Images】

 年々、人気が高まっているフィギュアスケート。何となく興味はあるし、実際に見てみたい。でも、羽生結弦選手や浅田真央さんの名前は知っているけど、どの選手に注目したらいいかはよく分からない。そんな初心者向けに「今日から好きになるフィギュアスケート入門講座」をスタート。編集部がこの機会に知ってほしい選手を紹介していきます。今回はアメリカのグレイシー・ゴールド選手です。

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さまざまな逆境を乗り越え、輝くグレイシー・ゴールド選手

 ゴールドという名前の通り、華やかでうっとりするほど美しいルックスが魅力的なゴールド選手。17歳だった2012年ジュニア世界選手権で銀メダルを獲得し、一躍、知られる存在となりました。以降は2014年のソチオリンピック個人4位、団体銅メダル、2014年と2016年の全米選手権優勝と世界トップクラスの選手として、長年にわたって活躍してきました。しかし、その輝かしい競技人生は22歳で転機を迎えます。

 2017-18年シーズンを全試合欠場。その理由はうつ病、不安障害、摂食障害というショッキングなものでした。のちに米メディアのインタビューで、うつ病から自殺願望と闘っていたことも告白しています。

 しかし、ゴールド選手は競技を諦めませんでした。丸1シーズンの休養を経て、18-19年シーズンに試合に復帰。翌シーズンにはかつて2度制した全米選手権に予選から出場し、2年ぶりの出場権を獲得しました。大会は12位に終わったものの、苦労を乗り越えて果たしたカムバックは多くのフィギュアスケートファンの胸を打ちました。

 そして、最近、話題を呼んだのは今年1月、下着メーカーとのタイアップで投稿したインスタグラムの写真です。

 ここ10年間、摂食障害とともに自分の身体や美醜に対して極端にこだわる身体醜形障害と闘ってきたことを告白しました。休養することになった22歳の時に過食が始まり、数か月で体重が約27キロ増えたこと、服のサイズはXSからXLになったこと、胸はAからFカップになったことを明かし、「嫌いで、自分の身体と認めない人生を生きてきました」と当時の心境を赤裸々に記しました。

 しかし、長い闘いの末に健康を取り戻し、赤い下着を着用して引き締まった身体を見せた2枚の写真を投稿。「これらの写真を投稿した時、私自身がどれほどの遠い道のりを通り、ここまで来たのかと驚くばかりです」「私の身体は、もう恥でも不安なものでもありません」などと綴り、勇気ある告白に多くの女性から称賛の声が上がっていました。

 すでに26歳となる来シーズンも現役続行することを表明しているゴールド選手。フィギュア界ではベテランといわれる年齢ですが、さまざまな逆境に立ち向かい、リンクで輝きを放つ姿は多くの人に感動を与えてくれます。

(Hint-Pot編集部)