インタビュー

【私の家族】「将来は保護猫カフェを…」 ボクシング世界王座11度防衛・内山高志のあふれる猫愛

著者:Hint-Pot編集部・佐藤 直子

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内山高志さん【写真:荒川祐史】
内山高志さん【写真:荒川祐史】

 スピードとパワーを兼ね揃えた破壊力のあるパンチで、現役時代は「ノックアウト・ダイナマイト(KOD)」の異名をとったボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志さん。日本人では歴代最長となる6年3か月の世界王座在位を誇り、その間には11度連続防衛を果たした猛者は、2017年に現役を引退。現在はフィットネス&ボクシングジムの経営者として敏腕ぶりを発揮しています。そんな内山さんは、実は大の猫好き。家族として愛情を注ぐ「クウ」ちゃんと「ビルス」ちゃんという2匹の女の子との暮らしについて語っていただきました。

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ツンデレ女子のクウちゃんと元気でやんちゃなビルスちゃん

 クウちゃんが我が家に来たのは2014年。9度目の防衛戦の時に引き取ったので「9=クウちゃん」って名付けました。僕が大の猫好きなのを知っている方から「子猫がいるけど、どう?」って言われたのが、まだ生後1か月も経たないメスのロシアンブルー。それならばぜひと、家族に迎えました。

 もう1匹のビルスが来たのは、昨年の8月です。千葉に住んでいる兄貴の家の物置で、野良猫が子どもを生んじゃった。まったく同じ色と模様の三毛猫を2匹。僕、三毛猫がすごく好きなんですよ。“ザ・日本猫”って感じがするし、3色でかわいいじゃないですか。1匹は兄貴の知り合いがもらってくれるということで、もう1匹をもらってきました。名前はドラゴンボールに出てくる破壊神ビルスから。本当はクウちゃんの方が灰色でビルスっぽいんですけど、今さら名前は変えられないんで(笑)、三毛猫だけどビルスにしました。

 実はビルス、引き取ってから結構大変だったんです。生まれてすぐだったから、僕がミルクをあげて、排泄できるようにさすってあげて。でも、おしっこは出ても全然便が出ない。1週間以上も出ないから心配になって病院に連れていったら、少しだけ出たけど先生も「おかしいね」と。一度家に連れて帰ったものの、また3、4日しても便が出なくて、今度は病院でX線やCT検査をしてもらったら、何と盲腸でした。

 生まれて間もない子猫なのに、腸に直径2センチくらいの腫瘍があって詰まってたんです。すぐに手術したんですけど、先生も「猫でこんな盲腸みたことがない」って言うほどで、僕も取った腫瘍を見せてもらったら、あまりの大きさにびっくり。でも、良かったですよ。野良のままだったら、誰にも気付かれずに死んでましたから。命拾いしたって感謝してもらわないと(笑)。そんなことはありましたけど、今はめちゃくちゃ元気です。

 うちの中はうるさいくらいです。2歳にもならないビルスが元気で、寝てるクウちゃんの上にドーンッと飛びかかって、クウちゃんがキレる(笑)。よく2匹で廊下の端から端まで何度も往復しながら追いかけっこしてるんですけど、たまに面白いのが、最初はビルスがクウちゃんを追いかけているのに、逆方向になったらクウちゃんがビルスを追いかけて、また逆方向になったらビルスがクウちゃんを追いかけて。何度もやるからコントみたいで「何やってるんだ、お前ら?」って(笑)。

 だいたいクウちゃんが「ほっといて!」って怒ってるんですけど、クウちゃんは僕が触ってもキレるんです。甘えていたのは最初の1年くらい。それからは基本、キレてます(笑)。例えば、僕がごはんを食べている時、茹でた鶏肉とか少しあげると、ムシャムシャ食べるんですよ。それで「おぉ、よしよし」って撫でようとすると、シャーッ! って強めの猫パンチ(笑)。「嘘ー、さっきまでメッチャ鶏肉あげてたの、もう忘れたのかよ?」って思いますよ。

 全然懐かないクウちゃんですが、1週間に1回くらい寄ってきて足をペロペロ舐める。あのツンデレ具合が、またいいんですよね。「どうした、今日は? 急にどうしたんだ?」ってうれしくて(笑)。ビルスはいつも甘えてくるんで、それはそれでかわいいです。