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バツイチ夫の過去は知らない方が幸せ…古いガラケーの発見で妻の心は一変

著者:和栗 恵

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夫の抱える秘密、見てしまった妻の反応は?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
夫の抱える秘密、見てしまった妻の反応は?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 伴侶や恋人の携帯をこっそり見たり、密かに綴られている日記を読んだり。他人の秘密を垣間見ると、時に自分自身が甚大なダメージをこうむることもあるようです。夫が初恋の人に抱く本心や本当の過去を知り、「見なければ良かった……」と後悔を抱えた女性の苦悩をお届けします。

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浮気じゃないからつらい 結婚10年目の妻の後悔とは

 関東在住の令子さん(仮名・42歳)は、職場恋愛から結婚に至り、2人の子どもを授かりました。結婚生活は今年で10年目を迎えます。良好な関係を築いている夫の両親とは、敷地内同居。子どもたちも気軽に家を行き来するなど、とても恵まれた生活を送っていると感じてきたそう。

 しかし、義母からのある提案がきっかけで、その気持ちが一変してしまう事件が起きたといいます。それは義両親宅にある、夫が独身時代に使っていた部屋を子どもたちの勉強部屋にしてはどうか、というものでした。

「私たちの家は家族のつながりを大切にしたいと、部屋の仕切りが少ない設計にしたんです。でも、やっぱり子どもが大きくなってくると、いろいろと筒抜けなのが気になるようで。『一部を改築して子どもたちの勉強部屋を作ろうか?』なんて夫と話していたところだったんです」

 一部分とはいえ、きちんとした壁を付けるとなると結構な金額に。これからの教育費やコロナ禍で夫の給料がダウンしたことを踏まえると、家具も揃っており掃除をするだけで使える夫の部屋を使うのが一番だと令子さんは考えました。そして、渡りに船とばかりにその部屋の掃除を始めたそうです。

 しかし、クローゼットの整理をしていた際、夫がずっと隠していたであろう秘密を知ることになってしまいました。

「プラスチック製の衣類ケースの中を整理するため、確認しながら古い衣類をゴミ袋に詰めていたんです。そうしたら、引き出しの奥から小さな紙製のアクセサリーボックスが出てきました」

 箱にはブランド名などが書かれておらず、雑貨屋などで買った“ささやかなプレゼント”のように見えたことから、「夫の学生時代の思い出だ」と令子さんは直感したそう。

「つい興味に駆られて箱を開けてみたところ、中にはペアリングが入っていました」

 捨てるのは忍びないけれど、子どもたちに見つかったら夫が気まずい思いをするのではないか……。指輪の所在に悩んだ令子さんはひとまずその箱を別の場所に寄せ、引き出しの中をさらに整理することに。すると、底からノートが何冊も出てきました。

「そのノートは、『愛してる』『会いたい』と夫の字で元カノへの思いが綴られた日記でした。夫に学生時代から長年付き合った彼女がいたことは私も知っています。けど、そこに書かれた日付は、私たちの結婚後も続いていたんです」

 几帳面な夫はしっかりと日付入りで、元カノへの想いの丈をノートに書き綴っていたそう。その日付はつい最近まで続いており、夫が定期的にこの部屋を訪れて、ペアリングを眺めたり日記を書いたりしていたことが分かりました。

「その彼女が初恋だったことは知っていました。でも、私から猛アピールして結婚にこぎつけたこともあり、夫の本心を見てかなり傷付きましたね。まさか、こんな風に元カノへの想いを隠し続けていたなんて……」

 令子さんは衣類ケースの中を整頓しつつも、アクセサリーボックスとノートはそのまま残すことに。その後、夫の態度がぎこちなくなったそうで、「私があの箱やノートを見たことはバレていると思います」といいます。

「夫の過去に踏み込むつもりはありませんでしたが、やはり見る前と後で気持ちが変化してしまったのは事実。夫は離婚する気がないように見えるので、時間が解決してくれるのを待つしかないんでしょうね」