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ヘンリー王子夫妻の妊娠発表 写真への批判やタイミングを疑問視する声
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現地時間14日、“愛の日”バレンタインデーに第2子妊娠を発表したヘンリー王子とメーガン妃。バッキンガム宮殿もすぐさま声明を発表し、英国王室も祝福ムードに包まれた。しかし、そんなうれしい報せに水を差す意見も飛び出ている。妊娠発表にあたり公開された夫妻のポートレート写真に、英国の人気朝番組で司会者を務めるピアーズ・モーガン氏が批判を展開。また、発表タイミングを問題視する声も上がっているという。
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美しい妊娠発表ポートレートを「安っぽい」と一蹴
英国王室のみならず多くのファンが祝福したメーガン妃の2子妊娠。ただ、“反メーガン妃”の急先鋒であるピアーズ・モーガン氏だけは違ったようだ。英大衆紙「デイリー・ミラー」によると、同氏は妊娠発表とともに公開された夫妻のポートレートについて、自身のツイッターアカウント(@piersmorgan)で持論を展開した。
「ハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガン(妃)はこの安っぽい写真とともに妊娠を公表したが、それも最近までプライバシーを侵害したと激しく攻撃したメディアの注目を集めて、自分たちの私生活をより目立たせるためだ」
英大衆紙を相手取った訴訟で「プライバシーを守りたい」と主張しながらも、妊娠という完全にプライベートな一件を公表する際にはメディアを利用。モーガン氏はこの“ダブルスタンダード”ぶりを厳しく指摘している。妊娠発表に伴い発表された写真は一見すると愛にあふれているが、あくまでもメディアを操作するための“道具”にすぎないとの見方だ。
ユージェニー王女から2度もスポットライトを奪ったとファン
また英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、夫妻の第2子妊娠発表については、そのタイミングを批判する意見がSNS上であふれているそうだ。理由はずばり、エリザベス女王の孫でアンドリュー王子の次女であるユージェニー王女が、第1子長男を出産した直後の発表だったということ。王女から“2度”もスポットライトを奪ったことに、厳しい目が注がれているという。
初回は2018年10月、王女とジャック・ブルックスバンク氏との結婚式にさかのぼる。この際にも妃は第1子アーチーくんの妊娠を発表して物議を醸した。ヘンリー王子夫妻の非公式自伝「Finding Freedom(自由を求めて)」でも「妃が披露宴で妊娠を発表したことで、王女との仲がうまくいかなくなった」と記されるなど、王女が深く傷ついたとされている。
そして今回の妃は、王女が第1子長男を出産してからわずか5日後に第2子妊娠を発表。写真を見る限り、妃のお腹はかなり大きくなっている。ここまで発表を控えたなら、もう少し時間が経ってからでも良かったのではないか、という世間の疑問ももっともかもしれない。
しかし、王女の出産は頭になく、ただ単にバレンタインデーに合わせて発表したかったということなら、それもまた唯我独尊の妃らしい話ではあるが。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)