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ヘンリー王子夫妻の公的地位を剥奪か エリザベス女王の「合意」報道で幸せムード一転
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メーガン妃の第2子妊娠を発表し、幸せムードに包まれているヘンリー王子夫妻。しかし英高級紙の報道によると、エリザベス女王はこのほど、夫妻のパトロネージュ(ロイヤルパトロンとしての後援)などを剥奪することに合意したという。発表は近日中と予測されており、ここには軍の名誉職も含まれているそうだ。ただし一方で英大衆紙は、すべての地位が該当するわけではないとも報じている。
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すべてのパトロンを剥奪されるわけではないという
現在のヘンリー王子はイングランド・ラグビー協会の副パトロンやラグビー・フットボール・リーグのパトロン、英連邦(コモンウェルス)のユースアンバサダー、英空軍の名誉航空司令官、英海兵隊の海兵隊元帥などを務めている。またメーガン妃は英国を代表する名門国立劇場「ロイヤル・ナショナル・シアター」などのパトロンだ。
王子は“王室引退”時にこのうちの軍名誉職を退任しているが、英国王室の公式ウェブサイトでは未だに明記されており、また後任についても幾度となく報道されながらも現状は空席。このため、王子が復帰を願っているとする報道も多い。
さらにこれまで、“王室引退”後のロイヤルパトロン継続に対しても、度々批判的な報道があった。先日も英国の政治評論家ダレン・グライムス氏が、世界的企業とビジネスを行いながら軍名誉職を取り戻そうとする行為は「傲慢さを示している」と批判したことが伝えられたばかりだ。
そして英高級紙「ザ・タイムズ」は現地時間16日、エリザベス女王が夫妻のパトロネージュなどを剥奪することに合意し、今後の数週間で発表される見込みだと報道。“王室引退”後も保持しているすべての地位を放棄する必要があり、王子は「動揺している」という。
これを受けて英大衆紙「デイリー・ミラー」は、パトロネージュは女王から与えられるものであると説明。ただし「英連邦(コモンウェルス)団体の役職2つについてはよりグレーな部分がある」として、女王から「剥奪」を伝えられたとしてもすべてには該当しないとみている。
王子については昨年3月、最後の軍行事を終えた車中で茫然自失の表情を浮かべていたことが記憶に新しい。それから約1年。特に強い思い入れがあるとされる軍名誉職にもう就くことができないと分かれば、人知れずまた同じような表情を浮かべるのだろうか。
(Hint-Pot編集部)