どうぶつ
炊飯器で暖を取るねこ 危険だからと飼い主さんが登場させた秘密兵器は…?
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寒さは多少ゆるんできましたが、朝晩はまだまだ冷えますよね。特に手足の冷えは早めにどうにかしたいもの。手をすり合わせたり温かいものを握ったりと策は多くありますが、“間違いなく温かいもの”としてキッチンで使用中の炊飯器に目を付けたねこが話題を呼んでいます。ツイッターで話題の「炊飯器で暖を取るねこ」ことシャムちゃん、その飼い主のシャム(@shaaaaaaaaaam11)さんに話を伺いました。
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すぐ降りるように呼びかけるも「応じてくれるはずもなかった」
炊飯器の上に両前足をのせ、小首を傾げるシャムちゃん。「おててが冷たいの」と言わんばかりの表情は、瞬時にノックアウトされそうなかわいさです。そうだよね、おてて冷たいの嫌だよね。ゆっくり暖まっていいよ!
……と、言いたいところですが、使用中の炊飯器は高温の蒸気などでとても危険です。飼い主のシャムさんによると「蒸気などで火傷したら危ないと思ってすぐ降りるよう呼びかけたのですが、応じてくれるはずもなかった」とのこと。そこで登場させた秘密兵器は、飼い主さんの背中。「主の背中に乗るのが好きな子なので、主が……背中を……差し出す形で……移動願いましたね……」と語ります。
こうして無事に移動したシャムちゃん。このエピソードからも想像がつくように、とにかく素直で甘えん坊だそうです。実は飼い主さん、先代猫の「ポン酢」ちゃん(@ponz44o)を亡くしたばかり。お母さんと悲しみの日々を送っていた2月初旬のある日、職場の駐車場でポン酢ちゃんの動画を観ながら泣いていたそうです。「すると後ろから『ミャーー! ミャ!!』と、『飯よこせ』なのか『ここはあたしの場所だよ!』と訴えてたのかは分かりませんが、元気に声をかけてくれたのがうれしくって、『この子うちに来てくれないかなー』って」と、奇跡のめぐり合いがあったそう。
そこで早速お迎え。動物病院では生後4、5か月程度と診断されました。ちなみに、シャムという名前ですがシャムねこではありません。名前の由来は「初めて出会った時にシャムねこっぽいな~と思ったので」とのこと。お迎え初日はかなり警戒していたそうですが、翌日以降は後ろをついて歩いたりお膝に乗ったり、ごはんを要求したりと「人間を虜にする甘え上手」に変身したそうです。
お迎えに合わせて開設したツイッターアカウントでも、シャムちゃんが飼い主さん一家を虜にする様子がよく分かります。動きが俊敏すぎて残像しか写っていない一枚などは、まさに「元気!」の一言。これからも元気に成長してほしいものです。ただし、炊飯器には気を付けて!
(Hint-Pot編集部)