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ヘンリー王子夫妻が女王即位70周年記念式典への参加熱望 王室側は「頭痛の種」と難色

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 来年2022年はエリザベス女王の即位70周年。15年9月9日には在位期間63年213日で高祖母のヴィクトリア女王を抜き英国史上最長在位の君主となったが、「プラチナ・ジュビリー」と呼ばれる在位70年となればさらに偉大な金字塔だ。そこで英国政府は来年、この歴史的な偉業を祝して壮大な祝賀式典を企画。世界の大きな注目を集めるこの式典に、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が出席を熱望しているという。

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現役王室メンバーでないものの女王の記念式典には出席したい

 バッキンガム宮殿は現地時間19日、ヘンリー王子とメーガン妃が現役王室メンバーとして復帰しないとする声明を発表した。だが英大衆紙「ザ・サン」によると、そんな状況にもかかわらず、夫妻はエリザベス女王の即位70周年記念式典への出席を熱望しているという。

 これに困っているのがバッキンガム宮殿。もし出席するとなった場合、夫妻をどこに座らせるのか、4日間開催される式典のうちいずれの儀式に出席を許可するのか、またバッキンガム宮殿のバルコニーにも登場させるのか――。考えなければならないことが山積みとなり、「頭痛の種」になっているそうだ。

 そして英国民と王室側にとって、これはあくまでも女王が主役のイベント。そこにヘンリー王子夫妻が戻ってくれば、主役に集中するべきはずのスポットライトが“お騒がせカップル”に奪われてしまう恐れもある。

 また、夫妻が軍名誉職とパトロネージュを返上したとはいえ、女王にとっては家族の一員であることに変わりがない。今後はチャールズ皇太子夫妻とウイリアム王子夫妻、アン王女、エドワード王子夫妻の“新布陣”7人で公務に当たると見られているが、この在位70周年記念式典では孫息子夫婦という“私的”な思いを排除できるのか。まだ時間があるとはいえ、女王の決断に注目が集まりそうだ。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)