育児・家族

生後6か月~3歳は「オットセイのような咳」に要注意 怖いけど役立つ体験漫画に感謝の声

著者:Hint-Pot編集部

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漫画のワンシーン【画像提供:みそ(@mmmisoc)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:みそ(@mmmisoc)さん】

 コロナ禍により、医療機関へ受診すべきか悩むことが多い現在。特に小さな子どもの場合、早めに病院へ行った方がいい病気があります。その1つが「クループ症候群」。実際に息子が発症したという女性が描いた体験談が、ためになると話題になっています。インスタグラム(mmmisoc)やツイッターで育児漫画を発信する、作者のみそ(@mmmisoc)さんに話を伺いました。(監修:武井智昭医師)

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オットセイの鳴き声のような咳が特徴 呼吸困難で意識低下することも

「クループ症候群」とは、生後6か月~3歳頃に多い呼吸器の症状です。「オゥオゥ」としたオットセイのような鳴き声や、「ケンケン」とした犬の吠えるような咳が出ます。これはウイルス感染や一部のアレルギーの症状により、喉頭から声帯までの気道が腫れて狭くなることで起こります。他にも息をしたときに胸がゼイゼイ(ゴロゴロ)したり、発熱することも。

 夜間に症状が重くなる傾向があり、のどが急激に腫れて呼吸困難が強くなることがあります。重症の場合には入院での治療が必要になることも。前述の咳の音だけでなく、顔色が悪い、呼吸が苦しくて眠れない、しゃべれないといった生活に支障がある症状があれば、早めに救急受診をした方がいいでしょう。

 みそさんは、息子「ここみそ」くんが生後5か月の頃、クループを発症した時の体験を漫画にして共有しています。ここみそくんの場合も、深夜に発症しました。夜になり「音が混じった息苦しそうな」「いつもとは違う」咳が始まったここみそくん。咳をしながらも寝ていましたが、23時半頃苦しいのか咳をしながら大泣きし始めました。

 病院に行くべきか迷っていたみそさんでしたが、大泣きをし始めてから間もなく始まったのが、オットセイのような咳でした。みそさんは咳の音を聞いてすぐさま夜間救急へ向かうことを決意。子どもたちを乗せ車で病院へと急ぎました。

 幸いなことに病院に着いた頃には咳もおさまり、ここみそくんは寝ていたそう。診察をしてくれた医師に「オットセイの声ならクループで間違いない」ということや「外に出て気温が変化したことでおさまった」可能性を伝えられたそうです。

 事細かに状況が描かれたこの漫画。「クループ症候群って何? と思いましたが調べて勉強になりました! ありがとうございます!」といった感謝の言葉や体験談などが寄せられました。

「0歳の子のお母さんにあまり知られていない」 漫画を描いた理由とは

Q.1年ほど前のエピソードですが、最近になって描こうと思った理由を教えてください。
「先日、桃の節句に向けてお雛様を出した時、1年前のことを思い出して、記録に残したくなったのがきっかけです。今のような寒い時期になりやすいこと、クループについて拡散されているツイートは1年前に見たきりで、0歳の子のお母さんにはあまり知られていないかなと思ったのも描いた理由です」

Q.完治するまでどのように過ごしましたか?
「翌日の鼻水はごく少量だったことと、症状がおさまっていても処方された薬を最後まで飲み切ってくださいと言われていたので通院はしていません。ただ、再発が不安だったので数日間は注意深く様子を見ていました」

Q.お子さんの体調の変化や症状を見逃さないよう、普段から気を付けていることを教えてください。
「気になる症状がある時はすぐにネットで検索しています。この時も、咳が気になった時点でクループの咳の音を動画検索で聞いていたので、すぐに気付くことができました。また、病気などのツイートはクループの件以来、特に注意して見るようになりました」

 多くの場合、風邪のウイルスが原因の喉頭気管気管支炎ですが、まれに細菌性の喉頭蓋炎やアレルギー反応で重症化することがあります。呼吸の状態が急激に悪化することもあるので、注意して状態を見るようにしましょう。

(Hint-Pot編集部)