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日本にゆかりを持つ米フィギュア兄妹カップル 妹の突然のがん闘病も前向きに二人三脚
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年々、人気が高まっているフィギュアスケート。何となく興味はあるし、実際に見てみたい。でも、羽生結弦選手や浅田真央さんの名前は知っているけど、どの選手に注目していいかはよく分からない。そんなビギナー向けにお届けする「今日から好きになるフィギュアスケート入門講座」。編集部がこの機会に知ってほしい選手を紹介していきます。今回はアメリカのマイア・シブタニ、アレックス・シブタニの兄妹カップルです。
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平昌五輪銅メダルを獲得したアイスダンス兄妹カップル
マイア選手、アレックス選手といえば、父は日系2世のフルート奏者、母は日系1世のピアニストで日本にゆかりのあるアイスダンス選手です。
フィギュア界では有名な兄妹カップル。マイア選手が10歳、アレックス選手が13歳の頃、2004年にチームを結成し、ジュニア時代からグランプリ(GP)ファイナルに出場するなど、国際舞台で活躍しました。
マイア選手が16歳、アレックス選手が19歳だった2010-11年シーズンからシニアに転向すると、1年目からGPシリーズ2試合で表彰台(ともに3位)、4大陸選手権2位、世界選手権3位といきなり世界のトップクラスに躍り出ました。
以降も16年4大陸選手権優勝、16、17年の全米選手権連覇など第一線で活躍し、キャリアのハイライトとなった18年平昌オリンピックはアイスダンスと団体でそれぞれ銅メダルを獲得。会心の演技後、2人で抱き合って歓喜を分かち合った兄妹愛は感動を呼びました。
この大会を終えてからはアイスショーなどで活躍していた2人。驚きのニュースとなったのは、19年12月のこと。25歳だったマイア選手の腎臓に腫瘍が見つかり、がんが判明。インスタグラムでベッドに横たわる写真をアップし、世界中から回復を願う声が届きました。
この時、献身的に支えた1人が兄のアレックス選手。闘病中には病院の廊下で点滴を持ちながら、弱々しい足取りで歩くマイア選手をアレックス選手が支え、寄り添いました。そんな写真をSNSに投稿したマイア選手は家族に対する想いを告白。
「勇気を奪われて弱く感じますが、感謝することに集中することで救われています。私の両親とアレックスがこの難しいステップをサポートしてくれています。すべての応援のメッセージをありがたく思っています。ケアされて応援されていると実感します」
献身的なサポートを受けながら、マイア選手は常に前向きに闘病中の様子をファンに報告。1か月後には兄と旅行に出かけ、さらに1か月後にはジムでトレーニングを再開したことも投稿し、日々回復していく様子を発信し続けています。
アイスショーなどで定期的に来日し、日本語でのSNS投稿、羽生結弦選手ら日本人スケーターとの写真も掲載するなど、ルーツのある日本に対する愛着を見せている2人。いつの日か、元気な姿を再びリンクで見せてくれることを多くのファンが待っています。
(Hint-Pot編集部)