どうぶつ
小さな酒屋さんで働く秋田犬が海外からも大反響「ファスナー探したよ」
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全国にはたくさんの人気看板犬がいますが、このほどニューカマーが誕生しました。新たな看板犬が登場したのは、国指定重要文化財の芝居小屋「康楽館」など、ノスタルジックな街並みが魅力の秋田県小坂町。そんな明治の香り漂う町に佇む小さな酒屋さん、リカーショップたかはしの見習い店員、秋田犬の「梅子」ちゃんが話題になっています。飼い主のリカーショップたかはし(@Rika__takahashi)さんに話を伺いました。
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「運が強く長生きしてほしい」 念願叶ってお迎えした梅子ちゃん
飼い主さんは元々、大きないぬと暮らしたいと考えていたそう。するとたまたまツイッターで秋田犬の飼い主募集の投稿を発見。このツイートがきっかけで、梅子ちゃんと出逢いました。
「とってもかわいくて、早速連絡をしてみました。けれども、我が家の他にも問い合わせがあったようで……。ご縁があれば来てくれるかなと連絡を心待ちにしていたんです。その後、無事ご縁をいただき、梅子を迎える事が出来ました」
風情ある愛らしいお名前には「運が強く長生きしてほしい」という願いが込められているそうです。
「名付けの際、五行思想(自然哲学の思想)から名前に母音(アイウエオ)が揃っていると良いことを知り、名字の『高橋』には“ウとエとオ”が足りないため、それらが入っている名前を考えていたんです。梅子を初めて見た時、おはながピンク色でかわいいなという印象が強かったのもあり、『梅子』か『小梅』で悩みました。そこで、ここはより日本犬らしくと思い『うめこ』にしました!」
見習い店員になって7か月 本当に興味があるのはレジではなく…?
こうしてたっぷりと愛情をかけられて成長した梅子ちゃんは、飼い主さんとともに毎朝お店へ出勤するように。見習い店員として日々店頭に立つようになってから、7か月が過ぎました。
店員としてのお仕事も板についてきたようで、どうやらレジにも興味を持ち始めたのか、この日は何やらいつもと違う様子。梅子ちゃんは後ろ足で立ち上がり、レジの前に立っています。前足を器用に動かし、レジを操作するような仕草も。
そして最後には、レジ近くにあった水色の付箋を咥えて、こっそりとカメラを回していた飼い主さんの元へうれしそうに近寄ってきました。飼い主さんにこの時の梅子ちゃんの気持ちをアテレコしてもらったところ、「おかーしゃん! これ持って来たの。褒めて。ねえすごい?」と言っているそう。
キュートな店員さんの姿は大きな反響を呼び、「かわいい店員さんにレジして貰いたい」「お買い物に行きたいです…!!」「絶対人間入ってると思ってしまって、ファスナー探したよ」などたくさんの声が。また、海外からも多くのコメントが寄せられています。
レジに対して興味津々なように見える梅子ちゃんですが、飼い主さんによると実はそうではないそう。
「レジに興味を持っているというよりは、レジの周りの電卓やらボールペンを持って来ようとしていました。こうして持ってきては私から『お利口』と褒められることが好きで。今回もそれをしたくて頑張っている様子でした」
いつか会いに行きたくなってしまうほど、かわいらしい梅子ちゃん。見習いから昇進できるよう、今後も応援しています!
(Hint-Pot編集部)