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アサリの濃厚な旨みを丸ごと 野菜たっぷり本格クラムチャウダー
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4~6月にかけて産卵期を迎える「アサリ」。産卵後は旨みが落ちてしまうため、おいしいのは産卵を控え体内に栄養を蓄えた、まさに今の季節です。アサリは鉄分やビタミンB12が豊富で、貧血や肩こりといった、多くの女性が悩む症状を予防する効果が期待大。中性脂肪の改善に効果があるとされるタウリンや、新陳代謝を促進するとされる亜鉛も豊富に含まれるので、できれば毎日のように食べたい食品です。アサリの旨みと栄養を余すところなくいただくことができる「クラムチャウダー」に挑戦してみましょう。
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旨みまるごと! 殻付きアサリの魅力が詰まったスープレシピ
米国東海岸発祥のクラムチャウダーには、牛乳を使った「ボストンクラムチャウダー」と、トマトソースを使った「ニューヨーククラムチャウダー」の2種類があります。今回は日本でもなじみが深いボストン風のレシピをご紹介。ちなみに本場では、アサリではなく「ホンビノス貝」が使われているそう。
貝類は傷みやすいので、生の場合は食べたいその日に買い求め、2~3時間かけて丁寧に砂抜きをしてから使いましょう。コツは、アサリを砂抜きしているボウルやバットに新聞紙などを乗せて暗くすること。砂抜きをした後のアサリを冷凍したものが手に入れば、それが一番便利です。
「アサリ」という名前は、海辺を「漁る(あさる)」という潮干狩りの動作に由来すると言われています。スープ皿の中のアサリをスプーンで漁りながらいただくのも、春らしい一興ですよ!
○ボストンクラムチャウダー
【材料】(分量:4~5人分)
殻付きアサリ 400g程度(砂抜きをしたもの)
シメジ 1/4房
ジャガイモ 1個(中くらいのもの)
玉ネギ 1/2個
ニンジン 3cm分
ベーコン 40~50g
オリーブオイル 大さじ2
白ワイン 30ml
水 300ml
小麦粉 大さじ2
牛乳 400ml
塩 適宜
白コショウ 適宜
【作り方】
1、シメジは8mmの長さに切る。ジャガイモは8mm角に、玉ネギとニンジンは6~7mm角にカットする
2、ベーコンは8mm角に切り、オリーブオイルを引いた深めの鍋で軽く炒める
3、ベーコンの香りが立ったら1の野菜をすべて入れ、玉ネギが透明になるまで炒める。焦がさないように注意する
4、火を止めて具材を軽くかき混ぜ、野菜の温度を少し下げる。鍋に小麦粉を加えてよく混ぜる
5、4に水を加えてから中火にかける。沸騰したら弱火にする。牛乳を少しずつ加え、焦げないようかき混ぜながら、ジャガイモにしっかりと火を通す
6、ウォックパンか小さめの鍋にアサリを入れ、ワインを振りかけて弱火にかける。アサリの口がすべて開いたら火を止める
7、6のアサリと蒸し汁を5の鍋に合わせ、塩・コショウで味を調える
8、器に盛り、お好みで刻んだパセリ(分量外)や、砕いたクラッカー(分量外)を添えて完成
※アサリを洗う時は、殻同士をこすり合わせて、しっかりと汚れを取るようにしましょう(強くこすりすぎると殻が割れてしまうので注意)
※アサリをワインで蒸した際、蒸し汁にゴミや汚れがあれば、上澄みだけを使うようにすると雑味が減ります
※シメジの代わりにマッシュルームやシイタケを使ってもOK。野菜やベーコンの量はお好みに合わせて調整してください
(和栗 恵)