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ヘンリー王子は独裁者のよう 英有名司会者がインタビュー番組出演を痛烈批判
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米俳優・有名司会者オプラ・ウィンフリーがホストを務め、米国時間3月7日午後8時に放送予定のヘンリー王子夫妻インタビュー番組。このほど公開された予告動画は、王子の母国である英国で早くも大きな波紋を呼んだ。そして、夫妻に度々苦言を呈している有名司会者がまたも噛み付いたという。
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王子はメディアを“有害な存在”と見ているようだが
英大衆紙「デイリー・ミラー」によると、反メーガン妃の“急先鋒”で知られる英有名司会者ピアーズ・モーガン氏は予告動画が公開されるとさっそく言及。インタビュー番組について「メディアによるポジティブな見せ方しか許していない」と主張した。
その主張の発端となったのが、ヘンリー王子の「最も恐れていたのは歴史が繰り返されること」という発言。最愛の母ダイアナ元妃がパパラッチの犠牲となった「パリの悲劇」を指すとされるこの発言は、メディアが“有害”なものに変わり得るという懸念を意味している。
確かに、最愛の母を失った本人である王子が元妃について語れば、メディアは沈黙するしかないだろう。一方で、元妃を語れば自分に責めが及ぶことはないと、まるで亡き母の存在を“免罪符”のように扱っているようにもみえる。
またモーガン氏は、王子がメディアを有害ととらえる発言をした一方で、米トークバラエティ番組に出演したことにも言及。ここに言動不一致があるとし、メディアを自分にとって良い形でしか使わないスタンスが北朝鮮の金正恩氏などに重なると表現した。
さすがに過激な表現だが、いずれにしても予告動画でこの過熱ぶり。動画の最後ではオプラが「あなたたちはかなりショッキングなことをいくつか話ましたね」と語るなど、さらなる暴露も示唆されている。入院中のフィリップ殿下が転院したことから放送延期を求める声も出ているが、予定通り7日に放送された場合は、全世界のメディアで大騒動が起こりそうだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)