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メーガン妃“いじめ”調査の協力者は10人以上か 英首相報道官も発言する事態に
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現地時間2日に英高級紙が報じてから、瞬く間に大騒動となったメーガン妃の“いじめ”疑惑。英大衆紙も相次いで情報筋の話を報じ、王室側の調査に応じるスタッフが10人あるいはそれ以上とする証言や、メーガン妃がメディアに自身の話をリークしたとしてカミラ夫人とキャサリン妃を非難したなど、数々の証言が飛び出している。また、現在の内閣官房長も当時の関係者だったため、英首相報道官もコメントを発表した。
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王室側の調査表明は「どれほど深刻に受け止めているかを示している」
英高級紙「タイムズ」が報じたメーガン妃の“いじめ”告発は、ヘンリー王子夫妻側の否定声明と王室側の調査開始声明を経て大騒動に発展。王室側の意図や調査の内容などが盛んに報道されている。
英大衆紙「デイリー・ミラー」は現地時間4日に関係者の話として、少なくとも10人が調査協力のために列を作っていると報じた。関係者は「人々がこぞってこの件に関わろうとしています。彼らはあまりに長く沈黙してきました。彼らには話したいことがたくさんあります」と述べたという。
また英大衆紙「デイリー・メール」も同日、王室筋の話として、調査は期間制限が設けられておらず、12人もの人々が証拠を提出する可能性があると報じた。関係者は「調査を急いで行うことはありません。これはとても繊細な問題です」とした上で、王室側が疑惑を気にかけていることと調査を明言したことは「(王室が)どれほど深刻に受け止めているかを示しています」と述べた。
ただし、王室側の調査は“いじめ”の有無に関するものだけではないようだ。「タイムズ」紙は先に「いじめによりスタッフ2人が辞職した」と、当時に苦情を申し立てていた人物についても報道していた。その人物は夫妻の元報道官で、現在はウイリアム王子により設立されたロイヤル財団のCEOを務めるジェイソン・クナウフ氏とし、最終的には苦情が揉み消されたともしている。このため、調査は苦情処理のプロセス自体にも及ぶという。
しかも、当時の同氏が苦情を提出した先はウイリアム王子の秘書、現在は内閣官房長のサイモン・ケース氏。このため現政権も騒動に巻き込まれており、ボリス・ジョンソン英首相の報道官は現地時間4日、「首相は内閣官房長官に“完璧な自信”を持っている」と述べた。
果たして調査の協力者たちは何を語るのか? また調査の結果はいつ、どのような形で発表されるのか? 王室側の“本気度”が複数メディアで報じられているだけに、中途半端な内容では英国民も納得できない状況だろう。
(Hint-Pot編集部)