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メーガン妃に放送延期の意思なしと友人 王室側は放送後に対応を判断か
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米国時間3月7日夜に米民放CBSが放送するヘンリー王子夫妻のインタビュー番組。夫妻が“質問の制限なし”で応じたこのインタビューだが、その内容はバッキンガム宮殿にまったく知らされていないという。エリザベス女王が蚊帳の外に置かれる中、メーガン妃が自分の立場から見たロイヤルファミリーを“一方的”に語ったとされる内容は衝撃的との予想もある。このため、現在の王室は放送後の対応に大わらわとなっているようだ。
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番組の内容次第で公にコメントするかを決定か
英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、王室側はまずエリザベス女王の夫・フィリップ殿下が心臓の既往症に関する処置を受けて入院中というタイミングにもかかわらず、番組を予定通り放送することに憤激しているという。
しかしメーガン妃の友人によると、妃は王室がフィリップ殿下の病気を言い訳にして「私に口輪をはめ続けたいだけ」と考えているという。このため、もし妃に放送延期の権利があったとしても延期の要望を受け付けることはないだろうと証言した。
また、大西洋を越えた英国での放送は、英民放ITVで英国時間8日午後9時から。王室側が米国で放送された内容をいち早く入手するのか、それともITVの放送で確認するかは不明だ。だがいずれにせよ情報筋によると、番組内容は王室側にまったく知らされておらず、放送された内容次第で公にコメントするかを決定するという。
一方で、番組の予告映像の公表と前後して、英大手紙は妃の“いじめ疑惑”を報道。バッキンガム宮殿側は事態への憂慮と調査開始を表明し、「感情的に残酷な仕打ちを受けた」と番組で被害者的発言をすると見られる妃に対し、いわば“強烈な反撃材料”を整えた形になった。
当時の妃に使えたスタッフは「サセックス・サバイバーズ」(サセックス公爵夫妻に仕えた生き残り)と呼ばれ、夫妻から受けた扱いの後遺症というべきPTSD(心的外傷後ストレス)や強い不安感に悩む人物もいるという。
また複数の英メディアには連日のように王室スタッフらが匿名で登場し、妃がいかに独善的で自己中心的な人間だったかを証言している。中にはメーガン妃を“理不尽公爵夫人”、ヘンリー王子を“その人質”と呼ぶスタッフ内のあだ名まで掲載したものもあった。
これらの報道も、王室メンバー時代の孤立などを主張する妃に対する布石なのか。それにしても放送前からこの騒ぎ。放送後はどんな騒動に発展するのだろう。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)