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ヘンリー王子夫妻のインタビューを半数以上が不支持 英大衆紙調査
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1200万人以上が視聴し、英国内で今年の最高視聴者数を記録したオプラ・ウィンフリーによるヘンリー王子とメーガン妃のロングインタビュー。放送から数日経っても、波紋は広がり続けている。そこで英大衆紙は読者に対し、緊急アンケートを実施。夫妻がインタビューに応じたことについて半数以上が「間違っている」と回答したことが明らかとなった。
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ウイリアム王子の支持率は7%、キャサリン妃は8%減
王室主要メンバーの1人から妊娠中の長男アーチーくんについて「肌の色がどれだけ黒く生まれてくるのか」という発言を受けたことや、自殺願望が生まれるほど追い詰められたことなど、衝撃的な告白をしたメーガン妃。
またヘンリー王子も妃の発言を肯定し「家族から資金援助を打ち切られた」という暴露を行った。そんな衝撃のインタビューを実際に見た読者を対象に、英大衆紙「デイリー・メール」は詳細なアンケートを実施。英国民の感想をまとめて話題になっている。
まずはヘンリー王子夫妻が今回のインタビューに応じたことが「正しいと思うか」「間違っていると思うか」という質問に対し、53%の読者が間違っていると回答。正しいと答えた33%の読者を大きく上回り、過半数を超えた。
そしてインタビューが放映されたタイミングを「悪い」と答えたのは半数以上となる54%。これも「良い」と答えた30%を大きく上回った。読者の多くは、エリザベス女王の夫で2人にとっては祖父にあたるフィリップ殿下が入院中にもかかわらず放送が延期されなかったことに疑問を呈した。
さらに、今回のインタビューは誰にダメージを与えたと思うかという質問に対しては49%が「ロイヤルファミリー」と回答。「ヘンリー王子とメーガン妃」は32%。そして、ヘンリー王子とメーガン妃は「すべての称号を返上すべきか」という問いに関しても、過半数を越える51%の読者が「返上すべき」と答え、「返上すべきではない」の28%を大幅に上回った。
一方で、2人が「真実を語っているか」という問いには、40%の読者が「真実を語っていると思う」と答えた。「真実とは思えない」の29%を超えて、王室時代に2人が受けた心労に一定の同情を示す結果が表れている。
また今回のインタビューが英王室にダメージを与えた可能性は、「王室廃止に賛成か」という問いの結果に反映されている。昨年1月に行われたアンケートでは「廃止に賛成」が25%だったのに対し、放送後は29%と4%上昇。そして「廃止に反対」は61%だったが50%と11%も減少している。
この変化は、それぞれの王室メンバーの支持率にも影響。エリザベス女王への支持率は2%、未来の国王であるウイリアム王子の支持率は7%、メーガン妃から「泣いたのは私」と暴露されたキャサリン妃に至っては8%も下がった。
ただ、この質問で最も支持率の低下が明らかになったのはヘンリー王子で、15%もダウン。その一方で、メーガン妃にはやはり同情的なのか、6%減ほどで収まった。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)