14日に「母の日」を迎えた英国。ロイヤルファミリーも公式SNSで母の日を祝福し、チャールズ皇太子は母である女王とのツーショット写真を公開するなど、王室メンバーたちの投稿が注目を集めた。そして海の向こうからは、ヘンリー王子が亡き母ダイアナ元妃の墓前に花を供えるよう手配したという。

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ウイリアム王子の子どもたち3人は元妃にカードを作成

　チャールズ皇太子の元妻、ウイリアム王子とヘンリー王子の母であるダイアナ元妃。英国が14日に迎えた母の日に際し、ウイリアム王子夫妻の子どもたち、長男ジョージ王子とシャーロット王女、ルイ王子の3人は元妃にメッセージカードを作成した。夫妻の公式SNSがこのカードを公表すると、それぞれが個性豊かに元妃への愛を表現する様が反響を呼んだ。

　一方で、王室に打撃を与えるインタビュー番組に出演したヘンリー王子はこの日をどう迎えたのか。夫妻の非公式伝記「Finding Freedom（自由を求めて）」を共同執筆したジャーナリストのオミッド・スコビー氏は、現地時間14日に王子の動きをツイート。王子のスポークスパーソンが「英国における母の日に寄せて、ダイアナ元妃の墓に花を置くよう手配したと述べた」と伝えた。

　元妃は現在、生家スペンサー家がノースハンプシャー州に所有する本邸オルソープ・ハウスの敷地内で眠っている。埋葬された場所は、小さな池に浮かぶ緑の小島。そのほとりには元妃を記念する記念碑が建てられ、現在もファンからの献花が絶えない。だが、ヘンリー王子からの花が供えられる具体的な位置は不明だ。

　また、元妃の元夫で王子2人の父であるチャールズ皇太子とカミラ夫人の公式SNS（clarencehouse）もこの日に写真を投稿。皇太子と母エリザベス女王が2人で笑い合う貴重なツーショットと、カミラ夫人と母ロザリンド・シャンドさんのツーショットだった。

　かねてから確執が報じられていたウイリアム王子とヘンリー王子。先日はウイリアム王子が記者に対し、ヘンリー王子と「話すつもりです」などと発言したことでも話題を呼んでいる。今回のインタビュー番組でさらに溝が深まったとも伝えられているが、今年は元妃の生誕60周年を記念した銅像の除幕式なども予定されており、兄弟仲の改善は急務とも言える。

　ウイリアム王子の次女シャーロット王女は今年のカードに「パパ（王子）はあなたがいなくて寂しがっています」と書いた。たとえ溝が深まろうとも、元妃にとってはともに愛しい長男と次男。未曾有の混乱が訪れている中で迎えた母の日に、誰よりも2人の行く末を案じているのは元妃かもしれない。

（Hint-Pot編集部）