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ヘンリー王子夫妻暴露話に数多の矛盾点 メーガン妃がキャサリン妃に「泣かされた」は本当か

著者:森 昌利

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インタビューに応じるヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
インタビューに応じるヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 時には抑えきれない憤りで涙を見せながらも、王室時代のつらい記憶を切々と訴えたヘンリー王子とメーガン妃。米国と英国で5000万人が見たというオプラ・ウィンフリーのインタビューがもたらした衝撃はさまざまな波紋を呼び、今も余波が広がり続けている。しかし、2人の発言内容はすべて正しいのだろうか?

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暴露本や法律などの面から矛盾点が指摘された

 王室派のタブロイド新聞として知られる英大衆紙「デイリー・メール」は、今回のインタビューにおける矛盾点を克明に検証。17もの項目にわたって示された矛盾点は極めて問題で、指摘されるべくしてされた内容となっている。

 まず今回はその中から前半の8つについて、筆者の見解を交えてご紹介したい。

1. キャサリン妃に「泣かされたのは自分だった」

 当初、英タブロイド・メディアは、メーガン妃がキャサリン妃を“泣かせた”と報じていた。その噂の真相にオプラが迫ると、メーガン妃は「真実はその逆のことが起こっていた」と語り、泣かされたのは“自分の方だった”ことを明かしたのである。そしてキャサリン妃が“悪かったのは自分”として、謝罪の花束にカードを添えてメーガン妃を後日訪れたと続けた。

 ところがそんな妃のストーリーに対し、英高級紙「タイムズ」は、花束を持って訪れたキャサリン妃に対し「メーガン妃は家のドアを大きな音を立てて閉め、文字通り兄嫁を締め出した」としている。もしもそんなひどい仕打ちをあったとすれば、涙にくれたのがメーガン妃だけではない可能性も出てくるだろう。

 さらに、妃の“チアリーダー”とされるジャーナリストのオミッド・スコビー氏は、夫妻の非公式伝記「Finding Freedom(自由を求めて)」でこの件に関し、「真実は誰も涙を流さなかった」と記述していた。今回の妃による証言だけでは、事のすべてが明白にされたと言えない疑問点が残されている。

2. 世紀のロイヤルウェディング3日前に“秘密の結婚式”を挙げていた

 これも結婚式に3000万ポンド(約46億8000万円)もの税金が投入された英国民からすると聞き捨てならない発言だ。

 メーガン妃は「実は結婚式の3日前にカンタベリー大主教を呼んで、ハリー(ヘンリー王子の愛称)と3人だけの結婚式を済ませていた」と主張した。実質的な愛の誓いは“大主教と3人だけで”行い、いわば税金を投入した世紀の結婚式は“見世物”だったとする形だ。

「メール」紙はこの主張に対しても矛盾点を指摘。そもそも英国では婚姻手続きで義務付けられた式に証人2人の出席が必要となり、大主教と当人2人を合わせた3人だけの式は法的に認められない。同紙は「もしもメーガン妃の主張が正しく、2人があの豪華絢爛な結婚式の3日前に結婚していたとすれば、それは大主教が法を破ったことにもなる」と真っ向から反論した。また宗教関係者の一部も先に、「2度結婚することはできない」などとツイッターで発言している。

 単なるリハーサルを“結婚式”と誇張したのか。世間に“愛は2人だけで誓った”あるいは“自分たちにロイヤルウェディングは必要なかった”というある意味、清楚でロマンティックな印象を与えたかったのだろうか。それにしても、それが“違法結婚”を主張することになるという考えに至らなかったことは確かなようだ。