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ヘンリー王子夫妻インタビューがノーギャラの理由とは 関係者が驚きの証言
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世界で波紋を広げているヘンリー王子夫妻のインタビュー番組。番組を制作した米民放CBSは、夫妻に出演料を支払っていないとしている。だが、この衝撃的なインタビュー番組が、王子と番組ホストを務めたオプラ・ウィンフリーによる新プロジェクトのために行われた“プロモーション”だったとの疑惑が浮上した。王子は先日、自宅近辺で自転車に乗っている姿が目撃されたが、現在の心中ではどのようなプランが展開しているのだろうか。
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Apple TVでドキュメンタリー番組を制作予定と関係者
米有名司会者オプラ・ウィンフリーがホストを務めたヘンリー王子夫妻のインタビュー番組は、米民放CBSが3月7日に全米ネットで放送し、翌8日には王室のお膝元である英国で英民放ITVが全国放送した。現在までに70か国以上で放送され、ライブでの視聴者は1710万人に上るとされている。
この番組でメーガン妃は、出産前に王室メンバーから人種差別とも取れる発言を聞いたことや、王子とのロイヤルウェディング直前に起こったとされるキャサリン妃とのトラブルを暴露。さらには王室内で孤立し、英タブロイド・メディアから非難の集中砲火を浴びたことで一時は自殺願望が芽生えたなどと語った。
しかしここに来て、この衝撃的なインタビューが王子とオプラによる新プロジェクトのために行われた“プロモーション”だったという疑惑が浮上した。英大衆紙「デイリー・メール」によると、先のインタビュー番組は「プロモーションであり、契約の一部だった」という証言が飛び込んできたという。
新プロジェクトとは、先に報じられていたApple TV+との契約だ。この際は、王子はオプラとメンタルヘルスがテーマのドキュメンタリー番組シリーズを制作するとされていた。今回「メール」紙に証言した人物は、この番組シリーズの関係者。王子は「共同パートナー」および「共同制作者」として契約を結んでおり、タイトルは未確定だという。
2月下旬に英大手紙「ガーディアン」は、2010年に出版したオプラの非公式伝記で物議を醸した米国人作家キティ・ケリー氏の見解として、インタビュー番組が夫妻とオプラの間で進行しているコラボレーションの一部になるだろうと報道していた。
また、番組内でオプラが「ハリー(ヘンリー王子の愛称)と私が協力して新しい番組を作る」と発言した件について、前述の関係者は「重要な発言ではないのでカットも可能でしたが、そのまま流されました」と指摘。「確かにメーガン(妃)とハリーはこのインタビューを無償で引き受けています。発言自体は微妙なものの、プロモーション効果という意味では効果絶大です」とも語った。
インタビュー番組を1710万人もがライブ視聴し、さらに世界70か国以上で放送なら、ギャラが莫大な金額となることは誰でも想像できる。それでもノーギャラで引き受けた夫妻。これを通じて新番組シリーズをプロモーションし、今後の視聴者獲得につなげることができれば、今回のインタビュー番組で得られたであろう以上の金額が転がり込んでくるかもしれない。さて、真偽のほどは一体?
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)