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「メグジットの第2ラウンド」と英紙が報道 ヘンリー王子夫妻の財団トップが不可解な辞任

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】

 ヘンリー王子とメーガン妃が設立した財団「アーチウェル」のエグゼクティブ・ディレクターが、就任後わずか1年で辞任した。ただし今後も相談役(シニア・アドバイザー)としてヘンリー王子夫妻の事業に関わっていくという。とても優秀な人物だったとされるが、英紙はこの不可解な離脱を「メグジットの第2ラウンド」と報じている。

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ビル・ゲイツ夫人の財団や五輪誘致に貢献した実績の持ち主が辞任

 英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、アーチウェルのエグゼクティブ・ディレクターを辞任したのはカナダ人のキャサリン・サンローラン氏。輝かしい経歴の持ち主で、アーチウェルの前は慈善事業家として知られるビル・ゲイツ氏の夫人、ミリンダ・ゲイツ氏の財団を切り盛りしていた。

 さらに以前は、英国の多国籍銀行HSBCに勤務。また、英国最大のマーケティング・コンサルタント会社「ヴェロ・コミュニケーションズ」時代にはリオ五輪や平昌冬季五輪の誘致に貢献した実績の持ち主だという。超一流企業を渡り歩き、素晴らしい足跡を残しているようだ。

 こうした履歴に加え、明るく人を惹き付ける人物で、非常にカリスマ性もあるという。そんな有能な人物をアーチウェルに迎え入れたことで、ヘンリー王子夫妻は「キャサリン・サンローランが私たちに加わったことに誇りを持ち、新たな人生の幕開けをともに迎えます」と発言していた。

 夫妻は“王室引退”後、15人のスタッフを解雇。サンローラン氏をアーチウェルの実質的な経営トップに据えたが、財団としてまだ本格的な動きを見せる前に自ら降板という不思議な結末となった。同紙は「メグジット(夫妻の王室引退)の第2ラウンド」と記事に銘打ち、妃の“いじめ疑惑”が明るみに出た数週間後の辞任だと言及している。

 辞任理由は公式発表されていないが、後任は英国で夫妻のPRを担当していたジェームス・ホルト氏。またネットフリックスとスポティファイに向けた番組制作を強化するため、ベテランプロデューサーのベン・ブラウニング氏が加わることも明らかになった。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)